60代もなかばにして読書にこんなにハマるとはびっくり
テレ東で4月から始まった鈴木保奈美さんMCの番組のおかげです。
にわか読書家となって いよいよです。
三島由紀夫先生の金閣寺をブックオフで手に入れました。
なにが いよいよ なのか自分でも分からない
でも、これから有名な作品をよむのだという感慨がある
のっけからすごい重厚感
ほんの数ページめくっただけで ひきこまれる
引用します。(改行など一部原文通りでない部分あり)
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・・・このとき私に、たしかに一つの自覚が生じたのである。
暗い世界に大手をひろげて待っていること。
やがては、五月の花も、制服も、意地悪な級友たちも、
私のひろげている手の中へ入ってくること。
自分が世界を、底辺で引きしぼって、
つかまえているという自覚を持つこと。
・・・・・しかしこういう自覚は、少年の誇りとなるには重すぎた。
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何を感じたんだ?何を読みとったのか?
・・・と言われてもひと言もでない。ただ美しいと思っただけです。
思わず作品の前でたたずんでしまう絵のようだ。
今日は小説・金閣寺を堪能する日にしよう。