横溝正史原作のドラマや映画について、毎週金曜日にお届けする
「週刊金田一」
今日で12連勤め・・・疲れがピークに達しております
朝起きたら肩と首が固まっていて、
なかなか動けなかった
これがギバちゃんの言う「固まった・・・」か
と言う訳で、目肩腰にアリナミンを飲んで
なんとか一日乗り切りました
でも、今も目がトロトロなので、
日本語おかしくても大目にみてください
「黒猫亭事件」 (昭和53年・毎日放送)
(あらすじ)
東京のはずれにあるバー「黒猫亭」。
空き家となっているはずのバーの裏庭に
顔の分からない女の死体が埋められていた。
女の正体は、美しいバーのマダムお繁か、
お繁の夫、マスターの糸島大伍の愛人・桑野鮎子か・・・
金田一耕助が「顔のない屍体」のトリックに挑む。
今日は、お君ちゃんと殺人現場・・・
って、まったく関係ないですが、
思いつくままつらつらと書いていきます
黒猫亭に住み込みで
糸島夫妻(田口計・太地喜和子)と3人で暮らしてました。
「横溝正史シリーズ」ファンのみなさんなら
すぐに気づくと思いますが、
「犬神家の一族」で甲斐甲斐しく金田一の世話を焼いていた
キヨちゃんです
でも・・・なんか違う
美人になった
整形した
やっぱ、お君ちゃんよりブサイク(ごめんなさい)
お君ちゃんは前髪を上げたんだね。
それに少しやせたみたいで、顔がすっきりしてる
原作を見ると
「お君というのはまだ十七、色気も欲気もまだまだで、白粉の塗りかたさえ満足に知らぬという山出し娘、店へ出ることは出たが、マダムもさすがに客はとらせなかった。そういう女としてよりも、むしろ女中がわりに使っていたらしい。」
「山出し」という言葉知らなかったんですが、
見た通り「田舎の出身者、洗練されていない人」のことだそうで
私も山出し・・・あ、まだ山から出てもいなかった
というか原作見ると、「黒猫亭」はバーと言っても
売春まがいのことをさせてたのかな。
そりゃお君ちゃんに客とらせちゃダメでしょ
マダムはお君をスパイがわりにもしていたんです。
糸島と仲睦まじく歩く桑野鮎子・・・・
赤いカーディガンがかわいいね
マダムは顔におできができて部屋にとじこもっていたと
証言していたお君ちゃん。
なのに、日兆(池田秀一)が
「見たこともない女がお繁の着物を着て、お繁のように振舞っていた」と証言したもんだから・・・
警察はお君の証言が間違っていると思いこんでしまうのです。
「日兆さんがどう言ったって、私のせいじゃありません
もうあたし・・・やだぁ・・・
みんなで・・・あたしのこと・・・いじめるんだもん」
号泣するもんだから
日和警部(長門勇)もあせってます
お君ちゃんは純粋な女の子なんです
はい、ここからは二つの殺人事件の現場をお見せいたします
実は、横溝正史シリーズで一番怖いかもしれない
小野千代子殺害シーン
小野千代子と向かい合って何やらこそこそ話しているお繁。
(千代子役の女優さんが分からない)
すると、後ろの戸から入ってきたのは日兆
がっくり前に倒れる千代子・・・
頭が・・・頭がパックリ開いている
ってことは、お繁としゃべってるシーン、
ずっと頭が割れた状態で撮影してたのね
こういうシーンで何が怖いかって、
一撃で死なないところ
逃げまどう千代子の恐怖がこちらにも伝わります
・・・この後は壁に飛び散る血しぶきです
このシーン見てすぐに浮かんだのが、これ
「CSI:科学捜査班」のオープニング
ザ・フーの「Who Are You」に合わせて
グリッソムが鉄パイプを振り下ろす
これも初めて見たときはビックリしましたが、
毎回見てたら慣れました
続いて、糸島殺害現場・・・
これがものすごい速さで振り下ろすんだけど、
すごく恐ろしいのは、
この振り下ろす動作を4回リピートさせてるとこ
怖いシーンだけど、
この効果、好きだわぁ
今回はここまで。
書き始めると、目がさえてくるもんね
目が覚めるようなシーンばっかりだし
次回はですねぇ、
金田一耕助の災難をお送りします。
読んでいただきありがとうございました
また来週っっっ