横溝正史原作のドラマや映画について、好き放題に語る 「週刊金田一」
誰も待っていないけど、毎週金曜日に勝手にお届けします(大丈夫?)
1回目のきょうは 「真珠郎」 パート1。
なぜ初回が「真珠郎」?と思う方もいるかもしれませんが、「真珠郎」は怖いようで怖くない、ツッコミどころ満載のドラマなんです。
金田一初心者にはもってこいの作品なのだ
「真珠郎」 (昭和53年・毎日放送)
真珠郎はどこにいる。
小説もドラマもこの一文で始まります。
信州・鳥越湖畔で休暇を過ごそうとやってきた大学講師の椎名(原田大二郎)と乙骨(中山仁)。
宿には、鵜藤(岡田英次)と姪の由美(大谷直子)、そして鵜藤が殺人鬼として育てた絶世の美青年・真珠郎が・・・
椎名の目の前で次々と起きる残忍な殺人事件。果たして、その犯人は?
小説には、金田一耕助は登場しませんが、ドラマでは金田一(古谷一行)が事件に挑みます。
あー、この古谷一行さまが超かっこいいんだって
この話は次回以降に・・・
このドラマでなんといっても注目なのが、原田大二郎さんです
まーーとにかくすごいんだって。
原田さんの見どころをまとめると・・・
①とにかく演技が濃い! セリフ、表情、動きすべてが大きい!!
原田さん、若くて柳良優弥くんみたいでかっこいいのですが・・・くちびるがっ
大谷直子さんとのキスシーン・・・くちびるがっ
まとわりついてます。
もしかしたら、すべて①と同じかもしれないけど・・・
② 「乙骨くんっ!」の滑舌が悪すぎる。
夜中にびっくりして起こすとき、乙骨がケガをしたとき、必ず「乙骨くんっ!」って叫ぶのですが、「おつこつ」ってうまく言えてない。
横溝先生、なんで「おつこつ」なんて言いにくい珍名つけちゃったんだろ(笑)
③激しい驚き方!首なし死体を見つけたときのリアクション!!
口を大きく開けて、ゲロをのどの奥から吐き出すみたいな、音声さんもびっくりしちゃうような声を出す
2回目に見つけたときは、声を出さずに食べたものがこみ上げる演技。
うわっ、吐く・・・ってときにパッと画面が切り替わります。
④共演者との距離が近すぎ!顔を近づけすぎ!
中山仁さん、大谷直子さん、古谷一行さん、それにばったりあった巡査にも顔近づけすぎ!
そんな近くで言わなくても聞こえるし(笑)
椎名と乙骨、どんだけ仲いいんやってぐらい顔が近い。
気にして見ると、いやいやぼんやり見てても、結構笑っちゃう「真珠郎」。
来週も見どころをお伝えしまーす