腫瘍マーカー。
いろいろと誤解していた。
「腫瘍マーカーが上昇するのは遠隔転移がある場合で、早期発見には役立ちません。陽性だと、不安だけがかきたてられてしまいます。利益と不利益のバ ランスを理解して、検査を受けるかどうか判断することが重要です
☝️そうなのかっ😳
ネットで検索していたら、このような説明を見つけた。
がんが分かってから、何度もやってきた血液検査。
2ヶ月に一回くらいの頻度で、腫瘍マーカーは調べていると思う。それに合わせて半年に一度くらい、造影剤を入れたCTも行う。
でも、腫瘍マーカーはもっと単独で、正確な判断が可能なのだと思っていたのだ。
そして、比較的早期発見に役立つと勝手に信じていた。なんとなくの思い込みは、怖いものだ😅思い込んでいることすら、気付かない💦
2月4日の朝日新聞の記事。
秋野暢子さんが喉の違和感を覚え、内視鏡検査と腫瘍マーカーを調べても異常がなかったのに、のちに再度内視鏡検査を受けたら、「喉と食道に大小5つ、ステージ3」と判断されたというのだ。
青天の霹靂だったと書かれているが、想像に余りある。しかも、初めは逆流性食道炎と診断を受けて薬を飲んでいたそう。
がんを経験した家族を持つ友人が、
「抗がん剤治療が終わって治る過程で、突然腫瘍マーカーが上がったりすることがあるらしいよ。だから、慌てない方がいいんだって。」
と教えてくれた。初耳だった。
キャサリン妃も初めはがんと診断された訳ではなかったので、手術後にがんと分かった時はどれほどショックだったことだろう。
こう考えてみると部位にもよるだろうけれど、すぐにがんと診断された私はラッキーだったと言えるのかもしれない。
「がんではなかった😌」→「がんだった😨」は、かなり辛いだろう。気持ちの揺れ幅が半端ないはず。
加えて、もし幼い子どもがいたら…。
両親に話すのでさえ、辛かった。どのように伝えるか、いつ伝えるか、両親の顔が浮かぶ時が1番堪えた。
キャサリン妃のようなお立場になると、極めてプライベートな情報を守ることも難しく、あのようにして治療を受けている途中で、カメラの前で話さなければなくなるなんて。
このニュースが流れた時、とても切なくて見る気にならなかったが、昨夜のニュース番組でそのビデオを拝見した。
やっぱり、涙が出てきた。
外国の映画やドラマを観ていると、表現や言葉のチョイスがとても素敵だと思うことがある。翻訳家の力量もあるのだろうけど、日本ではあまりない方向性から訴えかけてくるというのか…。
キャサリン妃のお言葉は、私のように(初期、転移なし、副作用も軽度という)恵まれた?がんサバイバーでさえ、心に響いてきた。
きっと本意ではなかったと思うけれど、多くの人の心に寄り添ったのではと思う。
今月の通院では血液検査(腫瘍マーカー)の他に、術後初めてとなる細胞検査を行った。
結果は来月になるが、なんかな〜、やはり気持ちが違う。妙にハイテンションな日々だ。
「再発が伺える結果だとしても悔いのないように!」と、どこかで思って生きているというか。
がはがは笑って、食べたいものを美味しいって言って食べている。