これを読んで、手術の時のことを思い出した。
麻酔の処置をしている最中は、ベッドの上で「意外に狭いんだな〜」などと思いつつ、エビ🦐になっている訳だが、ロックのような賑やか曲がかかっていた。
叔母が手術した病院では、
「何か、ご希望の曲はありますか?」
と聞かれたそうだ。
へ〜、そんなこともあるのかと思っていたが、私は何も聞かれなかった。
ただ、ロックのような曲に内心ニヤニヤしていた。それは、主治医のビジュアルから
「この先生、プライベートでバンドでも組んでる?」
と思っていたからだ。
診察の度に、「今日はどんな風かな〜😁」と、先生を観察することを密かに楽しんでいた。
髪は絶妙なパーマのかけ具合で、ギリ後ろで結える絶妙な長さ(実際、初診の時にちょこんと結っていた)。
メガネは今までで、4本は持っていることが判明👓
ある日の靴は、「それ、どこで売ってます?」というような独特なデザインのもので、目に入った瞬間、目も脳みそも固まった。大体はサンダルなんだけど。
スマホケースは、本革と思われる使い込まれて味のあるおしゃれなもの。
入院時、月曜の朝の回診では、私服に白衣を引っ掛けてきたようで、柄Tシャツにジーンズという出立で、髪の色も微妙に変わっており、「あ、美容院に行かれましたね」と思ったことも。
ロック調の曲がガンガンかかっている手術室に入ると、主治医が椅子に座って待機されていたのだが、「お〜、先生にピッタリ」と思った😁
🦐になって暫くすると、曲が変わった。
な、なんと『アンパンマンのマーチ』😳
え?誰チョイス?もしかして、主治医?
まぁ、ど直球のいい曲なんだけど、この流れでアンパンマンか〜〜〜🤣
ニヤニヤが止まらない。
止まらないけど、めちゃくちゃ寒いんですけどっ❣️看護師さんに色々聞かれたり、話しかけられて返事をするが、歯が合わなくなってきた🥶
「ごめんなさいね、寒いですよね💦手術中はどうしても暑くなってしまうものですから…」
と、親友と同じ苗字、親友の目と眉毛が似ている看護師さんが声をかけてくれた。
麻酔の処置が終わって、仰向けになるよう誘導され、ベッドから落ちないのか?と不安になりつつ体勢を変えた。
「では、脱ぎますね〜。寒いけどごめんなさい〜」
と言われるのとほぼ同時に、手際よく手術着とパジャマのズボンとショーツを脱がされ、それと同時に体の上に紙切れを乗せられる。
「出血があるのでナプキンしてます〜」
と間抜け気味に伝えたが間に合わず、既に脱がされていた。自分がテーブルクロス引きに残った食器の如く…神業😅
それにしても寒い〜、寒過ぎる〜💦と震えていると、いよいよ麻酔が。「本当に麻酔かかるんか?」と思っていたら、
「1、2、3、よ…ん」
で落ちた。
「広瀬さーん、今は5:30です。無事に終わりました。お部屋戻りますね〜」
との声で目が覚めた。
私は、
「えっ?夢見てた…」
と答えた。
実際、夢なんて覚えていないし、ほんとに見ていたのかも分からない。ただ、一人でにそう口にしていたのだ。
叔母から、
「全麻後は気をつけた方がいいらしいよ。変なことを口走るらしいから。いや、気をつけられるもんじゃないんだけどね(笑)それこそ、昔の彼氏の名前とかさ、言っちゃう人もいるとかいないとか。私は大丈夫だった🤣🤣🤣」
と聞いていたが、「夢見てた」程度で済んで良かったわ😅
「ありがとうございました」とかさ〜、お礼の一つも言えなかったのかい❗️と、後で自分にツッコンデみたけれど仕方ないよね〜。
手術室を出てガラガラと病室まで運ばれていったが、めまい持ちなので目を瞑っていても、「うー、やばい。気持ち悪くなりそう。早く着いてくれ」とベッドの上で願っていた。
病室に戻って、母と夫との面会。母が手を握ってきたが、とても手が温かい。
確か、第一声が
「寒かった…」
だったと思う。
あの中で3時間以上いたのだから、そりゃ冷え切っていただろう。
手術は寝ている間に終わるので、手術の記憶は、音楽と室温でしかない。
その間に体を開いて、臓器を取り出してるって💦💦💦
麻酔の技術に乾杯❣️
飽きもせず、私のそばにいる次男猫。
過去イチで、側にいることを好む猫だなぁ。