次男猫と会えるのを楽しみに、退院して来た。
入院前もそうだったし、父母に対しても、帰宅すると玄関まで出て来てくれていたと聞く。
「帰ったよ〜❤️」
と声をかけ、次男猫がやってきてお腹を出して「撫でろ」と、やってくれると思っていた…
それが…だ。
なんと!私の姿を見ると一瞬止まり、踵を返して戻ったのだ!
「へ?」
意味分からん笑笑
リビングで私にお尻を向けて、どてっと横になり、顔だけはこちらを向けてはいるものの、変な顔だ。
忘れたのか?
怒ってるのか?
その後も、父母のところにはすり寄るけれど、私はスルー(笑)
4年間が10日間に負けた笑笑
その夜、定位置のソファに座っていると、初めて次男猫がよってきた。
ソファに上がって、私の太ももに体を預けて、そのまま眠ってしまった。
父母にも同じようなことをしていたが、ここまでリラックスすることはなかったそうだ。
思い出した?
許してくれた?
けれど、退院して今日で4日目になるが、次男猫の中での私の存在価値は、奈落の底へと落ちたのを感じる。
なんてったって、父母。
ケージから出して〜、お腹撫でて〜、ちゅーるちょうだい〜、全て父母。
父母は犬と暮らしていたが、2年前に亡くなってしまった。動物と暮らすのは、久しぶりのこと。
次男猫にかける言葉も優しいし、まめに反応してあげている。私は、惰性の関係に成り下がっていたのか?!
父母は、猫とこんなにながく生活したことがなかったし、こんなに人懐こいとは思わなかったようだ。
長女猫と長男猫の性格では、こうはならなかっただろう。
次男猫の性格に、感謝。
いいのだ、私の存在価値が奈落の底でも、第三者と仲良しの次男猫を見て、嬉しく思う。
ここまでフォローしてくれている父母に、次男猫は最高の恩返しを私に代わってしてくれているのだから。
一度仕事のために戻った父からくる母へのLINEは、
「次男猫、どうした?」
ばかりらしい(笑)