原子力白書 平成21年版その3 | 錦糸町店舗は、閉店ガラガラだけどブログは不滅です!

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原子力の研究は、様々な分野で行われてい事が書かれています。原子力のエネルギー利用だけではなく、放射線の利用は原子力の大事な役割なんですね。放射線利用とは「電離放射線」を医療、工業、農業、学術等の分野で利用することだそうです。


但し放射能線の利用に関してはリスクを伴っており、被ばくのなど放射線による障害の防止法律があり、リスクに対しての安全体制が必要になるということです。


具体的な利用として、科学・技術・学術分野でたとえば、物質の起源や宇宙誕生時の起源を解明するための研究に利用されたりしています。医療に関してはがん治療、農業分野では品種改良(害虫に強いイネ、黒班病に強いナシ、多彩な花色や花形のキク等)や害虫防除、食品においては発芽防止・熟度遅延や殺菌・殺虫による保存期間の延長、工業分野では部材や製品の厚さ・密度・水分含有量等の測定・非破壊検査や強度耐熱性・耐摩耗性の向上等利用されているということです。


放射線は、様々な分野で有効利用されて社会に大きな効用をもたらしている半面、取り扱いを誤れば健康や環境に悪影響を与える可能性が有ります。そのために法律で規制や管理義務が決められているんだと思います。原子力白書においても、「放射線利用は同じ目的を達成することのできる他の技術と比較して優位性がある場合や、その特徴が必要不可欠な場合に採用されるべきものです。」とあります。


有効利用をするとしても、規制・管理して本当に必要な場合に限定して使用するということは当然だと思います。それだけ危険を伴っているという事なんでしょうね。ただ気になるのは、「必要不可欠な場合」は明確ですが「他の技術と比較して優位性がある場合」って判断が難しいような気がします。何らかの優位性に関しての定量・定性の判断基準が必要ではないでしょうか。


同様に、放射線利用だけでなくエネルギー利用も「必要不可欠」か「他の技術と比較して優位性がある場合」に限るべきであようね。実際その考えに基づくならば、原子力発電所は火力・水力等代替出来るものがありますし、優位性に関してはCO2削減に関しては、クリーンエネルギーがあります。確かに安価に発電できつという優位性がありますが、放射能の事故の危険性や放射能廃棄物の処理問題などのリスクに対しての優位性があるといえるのでしょうか。


今後、原子力発電所の優位性に対する判断基準を明確にする必要があると感じます。


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新熱血錦糸町物語~外パブ社長の奮闘記!