鉄道に乗りたくて調べてみる。ベルゲンまで(約6時間)はさすがに行けないので、午前ベルゲン行きの特急で途中(1時間半)のヘーネフォスで下車。河、湖沿いの景色を楽しむ。
まったくの思いつきだが、少し歩くと大きな滝と公園があった。水力発電用でもあるようでなかなかの迫力。名所のようだ。
すぐオスロに戻り、検索で見つけたオスロ大学近くの古書店へ。これは衝撃だった。古地図専用のフロアがあり、かなり価値のありそうなものも。100〜300年以上前のものが手に直接触れられる上、さほど高くないような気も。買い占めたくなる人の気持ちが少しわかった。日本近郊の19世紀の地図などを購入。
夕方は港の入り江近くにあるムンク美術館へ。斜めのスロープに特徴のあるオペラハウスのとなりにある、最大といえる観光スポットである。時間的にすいておりよかった。この日は20℃を超え初夏の日差し。美術館の前が砂浜になっているが海水浴を楽しむ人もいた。有名な「叫び」は3種類が時間ごとの交替で展示。写真撮影は自由と気前がよい。
屋外のカフェはどこも盛況。冬が長いせいか、日差しをしっかり味わおうとしているようだ。
観光地では目立たないが、都市部では貧富の差が垣間見える。ホームレス、物乞い、空き缶拾い、相当数の移民もいる。単なる短期の個人旅行に過ぎないのだが、いくらか別の現実を見る貴重な機会を得たことに感謝せねばならない。
そういえば、今回の旅で犬はよく見るが猫は全く見なかった。気候がきびしく、犬ぞり等も含め仕事をしない猫には過ごしにくいのかもしれない。
ドイツ・フランクフルト経由、全日空で無事帰国。
非日常を味わえたことに感謝し、日常に戻ります
ベルゲン行きに
途中川や湖が多い
ヘーネフォス駅
滝と公園。水力発電ダムが併設
オスロ中央駅
屋外カフェも盛況
古書店外観
きれいに整理されている
2階 地図専用スペースもあり広い 雑然さがよい
オスロ大学構内
近くのノーベル賞記念館のベンチにて
ムンク美術館。この日は20℃で泳いでいる人もいる
「叫び」のひとつ
ムンク美術館からみたオペラハウス