「コムサdeマンボ!」ご質問にお答えします!③ | カニリカ オフィシャルブログ powered by Ameba

「コムサdeマンボ!」ご質問にお答えします!③

舞台の公演を終えて、裏話を書くことはあっても、質問を募集してみたのは初めてでした。

そして、意外にも「こんなところが気になるのか?」という発見が多かったです。

 

最終回の今回は、アトランダムにお寄せいただいたご質問にできる限りお答えします。

 

冒頭に出てきたクイズの問題は、室龍太さんの過去のバラエティ番組を調べたのか?

はい、その通りです。ネットで検索したら、あまりの珍解答に思わずほくそ笑み、このネタは頂きだと思い、夢のシーンで使わせて頂きました。

ちなみにこの夢のシーンは、映画「男はつらいよ」をご存じの方ならお分かりかもしれませんが、夢から始まるあの手法をリスペクトの意味を込めて真似させて頂きました。

その冒頭に出てくるダンスは、振付の足立夏海さんが室さんと古謝さんと相談して、アイドルっぽい踊りも取り入れてました。

 

「まかないマンボ!」のオンエア時間は、いつか?

火曜日の夜9時です。

 

騎士のバッグがどうやってトラックに轢かれたのか?

これも実はもう少し詳しい説明が台詞にあったのですが、カットされてしまいました。騎士がタクシーに乗った時、コロナ対策で窓が全開になっており、トラックに追突された衝撃で、バッグが窓から飛び出してしまい、慌ててハンドルを切ったトラックに轢かれて、ぺっちゃんこになったというわけです。

 

思い出の食事を語るシーンに出てくるツナ缶や卵雑炊のエピソードは、実体験なのか?

映画「わたしはダニエル・ブレイク」という作品の中で、生活保護を受けている女性が空腹のあまり、お店で缶詰をそのままそこで食べてしまうシーンがあり、それに衝撃を受け、インスパイアされた気がします。ツナにお醤油をかけて食べるのは、子供の頃好きでよく食べていましたが、万引きはしてませんので、ご安心を。

卵雑炊ではなく、私は小学生の頃風邪で学校を休むと、母親がとにかく優しくて、バナナを剥いて食べさせてくれるのが嬉しくて、仮病して休んだことがありました。でも仮病ってバレたら、めっちゃ怒られました。「トントントン」と台所から聞こえてくるのは、卵雑炊に入れるネギを刻む音です。

 

コムサ真二が売れるまでは実家に帰られへん、というのは、時期的に室龍太さんがジュニアを卒業してデビューし、本格的に東京で俳優として活動していくという決意を知って、重ねて書いた部分でもあります。でも、室さんはしょっちゅうご実家に帰られてるようです(笑)。

 

総合演出の伴明(六角慎司さん)は、本当はともあきと読むのですが、業界でよく名前を音読みにする人が多いので、みんなバンメイと呼ぶようになり、それがすっかり定着してしまったということです。

 

騎士はこの後どうなるのか?順調にいけば、ディレクターになるのでしょうが、どうでしょうね・・・。私にもまだわかりません。

 

どこからどこまでが脚本で、どこからがアドリブか?

その回によって違うので細かくは伝えられないですが、いわゆる日替わりというところは、ウケなければ、ネタを相談して変えたり、或いはキャスト自身が考えて出したものもあります。エチュードは勿論キャストがぶっつけ本番でやっていました。金田さんのボケは、本人が間際に思いつき、それを本番で室さんがツッコむというスタイルでした。

 

そして、これが一番皆さんが気になる質問だと思います。

再演はあるのか?続編はあるのか?DVDは出るのか?

確実に決まっている事から言いますと、申し訳ございませんがDVDの予定はありません。

お陰様で再演や続編のリクエストは沢山頂き、本当に本当に嬉しいです。

しかし、こればかりはキャストのスケジュールのみならず、劇場やスタッフのスケジュールもありますので、できる限りご要望にお応えできるよう努力します、としか今は言えません。ごめんなさい。コロナ禍で中止や延期の公演が多い中、劇場を探すのが正直大変でありまして、すぐにという訳にはなかなかいかないと思います。

 

でもご要望のお声はしっかり届いておりますので、どういう形になるか今はわかりませんが、どうか首を長くして待っていて下さい。

 

コロナ禍でギスギスした毎日、憂鬱な毎日に、少しでも笑いを届けられたのだとしたら、キャスト&スタッフ一同必死に感染予防を施して、完走目指して頑張った甲斐がありました。

東京公演の千穐楽からは二週間経ち、感染者の報告は受けておりませんので、お客様お一人お一人のご協力のお陰です。心より感謝致します。

「コムサdeマンボ!」を沢山応援して下さって、本当に本当にありがとうございました。

 

また劇場でお目にかかれることを楽しみにしております。

 

「コムサdeマンボ!」プロデューサー 可児理華