『医師との遭遇』のテーマは「赤ひげ先生」でお送りいたしております。
私が意識を戻し、
はっきりと言葉でコミュニケーションをとれるまでになりました。
見える視界は相変わらず曇天のように暗いです。
ベッドを沢山の看護婦さん、透析技師さんが囲んでいます。
透析の技師さんは
背がスラーッとしていてハンサムさんです。
ホワイトアスパラが浮かびます。
アスパラ技士さん
「kaniちゃん、僕だれかわかる?」
kani
「うん、わかるよ」
力強くはないけれど、はっきり答えたと思います。
アスパラさん
「じゃ、だれ?名前言ってみて」o(^o^)oドキドキ
kani
「アスパラさん」
アスパラさん、他看護師さん
「おぉ~」
看護師1
「じゃ、私は?」
看護師2
「じゃ、じゃ、私は?」
看護師3
「じゃ、じゃ、じゃ私は?」
一人一人聞かれるものですから
ちょっと考えるふりをしちゃったりしながら
ちゃんと答えるkani。
私も必死でつ。
忘れたらまじいもんね。
その後の看護に支障が・・・あるかもしんないもんね。
落ち込んでしまった看護婦さんは
私よりもどんよりしたお顔で
「ごきげんよう~」
なんて言われてもねぇ。
無事終了~。
ほっとした。
み~んながほっとしてた。(笑)
血圧が高くて
透析で徐水量を増やされ、
ドライウェイトを思いっきり落とされ、
ときには、毎日連続透析だったり。
どんどん体重を減らされて
30キロあった体重から一気に26キロに。
もうね、みんながギョッとしてたわ。
指示してたのはシーサー先生でした。
なぜかシーサー先生がいつも来ては指示してました。
アスパラ技士さんに、何やら聞いたりもしているようです。
メガネをかけたスラッとした若い先生と入り口の所で
シーサー先生とちょこちょこお話ししています。
内科の先生だそうです。
兄が言ってたんだけど、
「身体はすっごく細いのに
顔だけがパンパンに浮腫んでまん丸だった」って。
あんな状況を見たのは初めてだって。
人間の身体の不思議さを語ってたよ。
いつものようにシーサー先生が回診に来ては
「先生が助けたんだからね。先生σ(^_^)に感謝するんだよ」
なんだろうなーと思っていました。
寝ているだけでも辛く、だるい。
もう、どうにもできないのに、
思いっきり手足をバタバタさせたいのに
体力も筋力もが無くて、できないの。
私はず~っと財前先生が助けてくれたと思ってたのね。
財前先生はちょっと近寄りがたくて、
なかなか思った事を言い出せないの。
回診で顔を見るたびに
私はず~~~~~っと
財前先生を恨み続けていたのでした。
あのまま助かってなかったら
楽に死ねたのに
なんで助けたの?って。
来る日も来る日もそればっかり考えていました。
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