「えっと・・・恭子ちゃん・・・随分と服や全体の感じが変わったんでビックリしちゃった。」
「ウチも大学生ぢゃん。
今まで勉強してたぶん解放された感じ?
サークルの先輩たちとつるんでるうちに変わったのかもー」
「んー、大学生活・・・楽しそうで良かったよ。」
変わり果てた恭子を部屋に迎え入れてと会話する美央。
平静を装っているが、どこか会話がぎこちない。
恭子は格好が変わったばかりでなく、言葉遣いも乱暴で下品になってしまっている。
色々気にかかることはあるが、どんな風に訪ねていいか分からない。
「ちょっと一服していい?」
「え!?恭子ちゃん煙草吸うようになったの?」
「もち☆大学生になってからだけんね。
美央パパも吸ってたよね~、何吸ってたっけ?」
「・・・うちのお父さんが何を吸ってるか知らないよ。
それに私は煙草嫌いだから私の部屋では・・・その・・・遠慮して・・・ね?」
「ッーーー
相変わらず美央は真面目ちゃんだね~。」
「真面目というか私たち未成年だよ。
それに煙草は絶対身体にも悪いよ。」
「そんな堅いこと言わなくてもいいぢゃん~。
どうせ美央吸ったことないんでしょ?吸ってみ?」
「わ、私は興味ないから!
恭子ちゃんどうしちゃったの?まるで別人になったみたい」
段々恭子の態度に憤りを感じ、意を決して従姉妹の変貌ぶりを問いただす美央。
しかし、恭子は気にかけることなく、煙草に火をつけケラケラ笑っている。
「怖いなぁ~。美央も真面目に生きてちゃあつまんないよ。
どう?ドンキにでも行って色々買ってあげようかw」
「・・・。恭子ちゃん・・・。」
かつては二人で都市部のショッピングモールに買い物に行ったが、今や恭子の口から出た単語は「ドンキ」である。
ドンキでジャージでも買うつもりなのだろうか。
美央は深く失望し、変わってしまった恭子を軽蔑の眼で見つめていた。
