カニ騎士です。
ちょっと昔のアカウント掘り出して間違ってそちらで投稿してました。
こっちが後に投稿してますが、昔のアカウントはログイン方法すら見失ってよくわからないので放置です。
ということで、実家に戻ったところからです。
母のおかゆを食べましたが以前腹痛があるためそれ以外は口にできず。そのままその日はたった数週間ぶりの実家のベッドでゴロゴロしてました。
ここで神戸で注意してほしいといわれてたことがあります。それは便と嘔吐です。本来はこの次の日、朝一で病院に行く予定でした。しかし、神戸からその北海道の病院にたどり着くまでに、
①便が出なくなる
②嘔吐がある(上から何か出る)
これら2点があったらすぐ救急車を呼んでくださいと。これは大事なので両親、および実家に同居している姉にも伝えて万が一に備えてました。
その万が一が起きたんですよね。備えあれば患いなしとはこのことで…。
23時くらいです。暇つぶしに麻雀アプリを開いて対局始めた瞬間、例の腹痛が来たんです。そして便が出そうで出ない。血便って結構下痢みたいにすぐ踏ん張ったら出るんですよ。僕の場合はほぼ血なんでなおさらでした。
それが出ないんです。そして吐き気のようなゲップが出そうで出ない感覚。そして胃液なのか唾液なのかわからない透明な液体が出てきました。こうなると人間もうわけわからなくなります。
救急車を呼ぶべきなのか、どこの病院に行くべきなのか、そういった事務的なことを考えながら吐き気や腹痛と闘う。無理でした。
でもトイレから出た瞬間、
「大丈夫?」
と姉が声をかけてくれました。
まだ私も元気だったので「まだまだ」なんて言ってたんですが内心もう限界に近く、すぐベッドに横に。そして吐き気がだんだん強くなりました。
そんな状態を見て姉は冷静かつ迅速に対応してくれました。寝ている父を起こし、救急車を呼ぶべきかを然るべき機関に連絡して、救急車を呼んで、母を起こし、僕の状態も見ながら…。いつもは頼りないなんて思っていましたが、こういう時動ける人間はさすがです。医療従事者というのもあって症状の聞き取りも、救急隊への情報伝達もプロでした。
ここからは正直記憶があいまいです。
救急車に乗ってから5件断られてやっと見つけた病院。初救急車だ!なんて興奮、吐き気で一瞬で消えました。
無事病院に到着した直後、緑色の何かを吐いたことでなんか冷静になり、
「これダメです」といった気がします。それなりにここに来るまでのいきさつを救急対応してくれた方に言いました。紹介状も握りしめて向かったので必要な検査だったり、診断が出るまでも早かったです。
「腸閉塞」でした。
即手術とはならなかったものの、内視鏡によって空気を送って治し、念のため鼻から胃にチューブを通して一時ひと段落。このタイミングで家族と再会し、少し話してまた明日となりました。
この時点で朝5時。ほんとに救急対応の方々ありがとうございました。
救急搬送されたのが4月17日の深夜、入院したのは4月18日未明。時間感覚もなく、腹痛と検査で体力はほぼゼロ。すぐそこのトイレに行くにも車いすで看護師さんに連れて行ってもらっていました。
当時は必死だったので生きることにしがみついていましたが、今思えばあの瞬間が人生の山場だったかもしれません。
さて、緊急搬送編でした。
家族の大切さ、いい職場に巡り合えたことをすごく幸せに感じる出来事でもありました(入院中の今もですが)。
次は入院編part1、断食と手術と銘打っていきます。
私事ですが明日から抗がん剤治療です。正直どうなるかわからないので今かけるだけ書いて、また調子いいとき投稿みたいに不定期に更新します。
リクエストあれば当時の鼻からチューブの写真だったり飛行機降りた直後の限界状態とか載せようと思います。
ではまた。