ゲームというのは子供から年輩まで幅広い人気がある。今日はその事について考えてみた。この場合のゲームの定義は携帯型ゲーム機及びテレビゲームに限らせていただく事にする。

ゲームというのは、いろいろな種類があるにせよ、概ね始めは難易度の低い問題であったり、弱い敵と闘う事でキャラクターのレベルを上げるか、プレーヤーの技術を高めることで、より強い敵、難しい問題に取り組む事になる。

いきなり強い敵であったり、難しい問題と向き合わないような仕組みになっている事が多い。では、なぜそういう仕組みになっているのか?なぜそういうゲームに人気が集まるのかを考えてみよう。

これは私の主観であるが、小さな目標をクリアすることで達成感を得られ、その達成感からまた次のステップへの努力、経験を積むことによって更なる達成感が得られるところに面白さがあるのではないだろうか.

製作者側もいきなり難しい問題、強い敵と闘わせるようなことをすれば、クリアできない事は分かっていて、クリアできない自分の事は棚に上げておいて、つまらないゲームだ…となることを十分理解して製作にあたっていることが分かると思う。

感の良い方はもうお気づきであろうが、これを社会生活や、子育てに応用しない手はない。自分の部下や後輩に指導するにあたって、本気で育てたいと考えるのであれば、小気味良い間隔で、相手の成長に合わせた課題を出してやることによって、集中力を切らさず、達成感を得られる状態を作り出す事ができるのではないだろうか。


最後に・・・部下や後輩、子供達に対して成長に合わせた課題を出し続けるには、自分もまた成長し続けなければならない。なぜなら、ゲームと同じで簡単にクリアできる課題ばかりではすぐに飽きられてしまうし、自分が理解できていない問題、課題を出すことはできないからだ。

これから指導的立場に立たれる方にはその辺りの事を理解して自分の為にもより良い課題を出し続ける人になっていただきたいと思い、この話を終わりにする。


少々言い回しが偉そうになってしまった事で不快に思われた方がおられればお詫びいたします。