最近、妻と共に坂本龍馬にハマリ中目


土佐藩で特に身分の差が激しかった、『上士』と『下士』の違いと歴史について調べてみたアップ


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【上士と下士の意味】
江戸時代の武士身分階級は、各藩により実態が異っていましたが、

上士(じょうし)はエリート階級。
「家老」「中老」「馬回り役」「小姓」「留守居役」あたりまで

下士(かし)はそれより身分の低い、
「郷士(ごうし)」「用人」「組外」「足軽」「小者」など。
「足軽」「小者」は、一応は「武士」ですが、「刀」を持つことは禁じられていました。


【土佐藩における上士と下士】

土佐藩では、郷士は徹底して虐げられていました。
それは歴史的背景に由来します。

関ヶ原の戦いの後、山内一豊が土佐を与えられ、やってくるのですが、
山内一豊の昔からの家来が上士。
もともと土佐にいた武士(関ヶ原の戦いで敗れた西軍の長宗我部氏の家来)が下士となりました。

このように元々は敵対関係にあった両者。土佐では、身分による差別が特にひどくなって行きました。


武市半平太(たけちはんぺいた)は白札郷士でしたが、
この白札という制度は、土佐郷士の懐柔政策の一つとして、

特別な家系や功績によっては上士扱いとする制度でした。

(実際には上士としては扱われていなかったようですが。)

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上士・下士の生まれは関ヶ原の戦いまで遡るんですね。


ちょうど今ビデオで見てる『龍馬伝』で、龍馬が吉田東洋から「下士から上士に引き上げちゃる!」


と言われた所だったのでちと気になって調べてみました。。