また有名人の方が自ら命を絶たれた,との報。


朝から聞いてきぶんのよいものではありません。

もちろん、その方を応援してきた方や近しい方にとっては想像して余りあるものだと思います。本当に、心からお悔やみを申し上げるとともにご冥福を祈りたいと思います。


ちなみに、今回のケースでも「SNSによる誹謗中傷」が取り沙汰されています。「他者を傷つける発言は良くない」というのは全くその通りですが、多くの人は「傷つける意図はなかった」と思います。無意識の悪意とでも言えるのかもしれませんが「他者に攻撃的な言葉を吐くことで、辛うじて生きている人」が世の中にはたくさんいると思います。それを肯定することはできませんが、それぐらい生きるこたは辛いことだと私自身は思います。


精神医学では「適応としての疾患」という考え方があります。「辛い状況を乗り越えるために心の病気になる」というもので、「心の病気になったら、辛いことから解放される」というわけではないですが、自殺する前に病気になれたことで、一寸、命を長らえることができている人がいる、と私は考えています。

自殺した人とこころの病気になった人。私は「こころの病気になった人」の方がギリギリ生を手放さず踏みとどまれている、、と感じます。


「だから何」ということではありませんが、「辛いニュースには距離をとって」と言っておきながら、電話番号だけを伝えて責任を果たしたような気分になるマスコミ、「辛いニュースには距離をとって」と書いておきながら類似したニュースを何度も表示するスマートフォン。


それぞれにメリットはありますが、少なからぬデメリットもあります。「いのちの電話」や「相談ダイヤル」にかけても、精神科や心療内科を勧められるだけです。(それが大事でもあるのですが)


精神科の治療は「受診したら解決」ではなく「そこからが次のはじまり」でしかないことを思うと、本当に人の生き死にのニューさは取り扱いが難しいと思います。