京都新聞 1月25日(火)12時39分配信

私立大学の入試シーズンが本格化し、京都の私大でも試験が始まっている。近年は不況の影響もあり、資格獲得と就職が見込める看護系学部・学科が、全国的に志願者数を伸ばす傾向にある。京都でも近年新設された看護学部や学科が人気を集めている。

大手予備校「代々木ゼミナール」のまとめでは、2006年に全国で3万人弱だった私大看護学科の志願者数は昨年は4万人を超えた。看護師不足や医療の高度化といった社会的な要請もあり、看護系学部も増えている。
4月に看護学科を新設する京都光華女子大(右京区)は定員80人に対し、昨年12月の公募推薦試験の段階ですでに130人が志願。看護科長に就任予定の玉里八重子教授は「(受験生の)関心の高さを感じる。複雑化する医療に対応する力を養いたい」と意気込む。
25日から入学試験が始まった京都橘大(山科区)は、2005年度に看護学部(定員95人)を設置した。今年1月入試の志願者数は715人。昨年より68人増え、男子学生も1割ほどいる。前原澄子学部長は「医療現場では質の高い看護が求められており、常にカリキュラムを見直しながら特色を出したい」と話す。
ほかにも京都では佛教大(北区)が来年4月の学科新設を予定する。花園大(中京区)同志社大(上京区)も、京都市が進める市立看護短期大(2011年度末に廃止)の教員らの受け皿を検討する協議に参加している。
代々木ゼミナール京都校の山根正義事務局長は「看護専門学校に進んでいた受験生が4年制の看護学部にスライドしているのと同時に、厳しい経済環境の中、特に女子受験生の資格志向は強い」と人気の背景を分析。「京都でもまだ学部・学科設置の余地は大きい」と話している。

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