1月7日13時1分配信 毎日新聞

野木町の「リハビリテーション花の舎病院」で、日本とインドネシアとの経済連携協定(EPA)第1陣として来日した2人のインドネシア人看護師候補者が、2月の看護師国家試験の合格を目指し、猛勉強を続けている。研修期間の3年以内に合格できなければ、帰国しなければならない。難関突破に向け、2人をサポートする病院との「二人三脚」の日々が続く。
2人はビンジョリ・ジャヒサルさん(27)とダセップ・サエプル・アンワールさん(28)。医療現場の人材確保を目的に、インドネシアから看護師候補者第1陣の104人が、08年8月に来日。半年間の日本語研修を終え、それぞれの病院や施設に配属された。ビンジョリさんらは昨年2月、同病院に着任した。
ビンジョリさんによると、インドネシアでは日本のような国民健康保険の制度がないという。費用が払えない患者は十分な医療を受けることができない。ビンジョリさんは資格取得後に日本の病院で経験を積み、「(将来は)インドネシアで良い医療システムを作っていく役割を果たしたい」と夢を膨らます。ダセップさんも「合格できたら、できるだけ日本で長く働きたい」と意欲的だ。
船田淳子看護部長は2人のために昨年8月、「夏期講習」を実施した。5人の看護師とスタッフ1人が交代で2人の勉強をサポート。平日は1日8時間机に向かう。看護師候補者の渡航費や半年間の日本語研修費は国がまかなうが、その後の研修費用などはすべて受け入れ先の医療機関が負担する。それでも船田部長は「2人が経験を生かして将来、インドネシア人の後輩に教えてくれるシステムができれば」と期待は大きい。

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