以前に書いた「N0さん」

 

日本食のマネージャーさんをしていた。

天真爛漫なタイプな彼女。元々人を仕切るタイプではなかったのでしょう、

マネージャー業は最初はとても大変そうだった。

しかし、どんな人でも受け入れることの出来るタイプの彼女、向いているといえば向いていたのかな。。。ま、ま、なんの仕事でも最初は大変だよね、うん、彼女も最初は大変そうだった、特に、人に厳しくできないタイプだったので。

 

その頃、ニューヨークに留学していた人たちは、お金持ちのご両親がいて、学費はもちろん払ってもらっていた。おこずかい稼ぎに、日本食屋さんでバイトを始めた子が多かった。あと、「さみしいから〜」とか、「まかない目的」と、言っていた人もいたw

 

そんな彼らや、彼女たち。

畳席に置いてあるお座布団を、土足で歩いている廊下にどかーーっとおいたり、

テーブルを拭く時も、テーブルに置いてあるお醤油を持ち上げず、そのお醤油の入れ物の周りに円を描いて拭いていく。もちろん、お醤油の瓶や、瓶が置いてあるてーブルはびちょびちょ。見えていないのかな。。?!と思うぐらい、綺麗に円を描いていくw何度言っても変わらない。そんなの常識だと思っていたので、いい加減疲れて言う気にもならない。しかし、もちろん、そこでほっとくことはできない。お客さんが来る前に私が綺麗にする。二度手間だ。。。

仕事中もおしゃべりに夢中。重いラーメンは持たない。

 

いい加減疲れてきたので、ある日、マネージャーのなおさんに、N0さんからも注意してほしいと告げた。そのころマネージャーになりたてで、いっぱい、いっぱいだったなおさんは、「そんなに厳しくしなくていいから、あなたが日本でしていた仕事とは違うから。」と。私は、頭に血が上ったのを今でも覚えている。「もういいです」と、その場を離れた。

 

私は日本で生死に関わる仕事していた。

元々、自分に厳しく、不正を許さない正義感が強いタイプ。

あった職業だったのだろう。

 

しかし!!!!

私が言っているのは、日常生活での中でも、常識だと思っていたこと。

生死に関わることではない!!

言われた時は、本当に、なに言っているんだ?!

と思った。ある意味、びっくりした。まさかの返答だった。

 

けれど、何かが自分のなかで、崩れた。

「ま、こーいう考えの人もいるんだ。。」

全てをきっちり、きっちりしなくてもいいんだよな。。

 

決して、完璧主義ではなかったけれど、自分を追い詰めるタイプだったので、

追い詰めなくてもいいのだ。。と、頑張りすぎて疲れている私は、N0さんの言葉を思い出し、気を抜くことにしている。

 

日本人は、常識を言う人より、和を乱す人の方がダメなのだ。

私が言ったのは常識(私の中では)。しかし、私は文句を言ったので(言ったつもりはないのだけれど。。)和を乱す人になった。そして、文句を言う悪者になった。

 

今、ニューヨークで、日本人がいない環境で働いている。

このようなことはない。

「和」なんて言葉はないw

「個性」しかw

 

そして、

自分に厳しくてもいいが、他人には厳しくするのはやめた。

他人は他人。他人なのだ!それに、私の常識とは違うのだ。

自分の責任でない限り、他人にものを言うのをやめた。

私が言って、悪者になるより、彼らは彼らで学べばいい。

と思った。他人は他人。そう、他人なのだ!

そう思うようにしたら、他人に腹をたてることが減った。

他人が悪さをしていたら、

それはその人たちのカルマと思って受け止めることが多くなった。

冷たいのかもしれない。けれど、自分を守る術だ。

嫌な思いはしたくない。

 

あの出来事は、感謝している。