晩秋を通りこして、はや12月。
師も走る・・・じじもばばも・・・こどもも・・・
犬も猫も・・・そして私たち『たまぴよ』も走る!
しかし、11月にみんなで行った高知県香南市香北町の
お話しをしなくては・・・。
まだ紅葉の始まった11月9日に
『つながり・あつまり・支え合うまち香北へ行こう!』という
企画をしまして、行ってまいりました。
あいにくの雨でしたけど、
香北町のご紹介をちょっと、
香北町は、高知県の北東部に位置し、
町の86%が森林となっている物部川中流の山間部です。
人口減少と少子高齢化が進む町です。
高齢者のひとり暮らしが増えていますが、
「人と人とのつながり」を大切にしてきた人情の篤い土地柄で
これからも”声のかけあえる関係”や近所付き合い、
部落での集まり、お祭りなどをずっと守っていきたいのが
町民の願いです。
同時に健康や生きがいについても切実な課題が挙げられていて
香北町で自主的かつ、行政と一緒に活動を展開している
医療生協香美支部の取り組みも見させていただく企画です。
そして、学生の学ぶポイントは
『過疎の進む地域での高齢者のくらしを知り
超高齢社会で求められる医療従事者とは・・・』
さて、前置きが長くなりましたけど、
いざ看護学生10人と職員6人で出発
あいにくの雨でしたけど
まずお邪魔した『古民家サロン』
月1回開かれる
地域の方、誰でも
立ち寄れる『サロン』
です。
豪華なモーニングは
300円!
ボランティアさんが
作ってくれています。
おいしい!
古民家の
オーナーさんは
神戸から移住して
こられた
一級建築士さん。
血圧測定を
させていただいたり
間違いさがしで
笑いと
おしゃべりが
はずみました、
学生さん達は、
・自然に帰ると健康になれるっていうお話が印象的でした。
・楽しい会話の中に、お互いの状況や体調など意識して
いく事が、地域社会で求められているのではないか。
・集いの場を立ち上げるには、とても力がいるのに、
忙しくても楽しく活動されている姿に力をもらいました。
・健康意識の高さに驚きました!
好きな時に来て、談笑して気軽るに交流し、
皆で協力してサロンを運営しているのが分かりました。
こういう活動が続いていくのには、何らかの支援が
必要だと思いました。
と、さっそく地域の方たちのお話から学び感じる事は
あった様子です。
さて、
雨の中を移動して
医療生協香美支部
の牧理事さん宅へ
おじゃましました
「いらっしゃ~い!」
モーニングでお腹いっぱいなので、
到着すると、さっそくお勉強です!
『これからの医療・介護をどういう視点で見ていくのか?』
講師は
浜田百合子さん
(医療生協香美支部副支部長
元高知福祉専門学校講師で
元看護師)
●「社会保障制度」を考える時に、まず『憲法25条』
の理念が一番大事です。
どんな人も憲法で守られている、という事を念頭に置いて
おいてくださいね!
●今、政府が押し進めようとしている「社会保障制度」は
自らの健康や生活は自分で(自助)維持し、
それができなければ自己責任。
家族や親族、地域や隣近所で助け合い(互助)
最後にどうしてもダメな時に国がみましょう。(公助)
という風に変わろうとしています。
●「医療介護総合確保推進法」により、
医療供給体制は病院を再編する事によって、
在宅医療や在宅介護にシフトするようになります。
入院ベッドの削減、大病院へも自由に行けなくなります。
※政府が、地域の実情をしらないまま、医療を抑制するためにやろうと
している事は、非常に無理があるのではないでしょうか!
●介護の方も、要支援1と2の方を介護保険から外す。
特別養護老人ホームには、要介護1と2の人は入れなくなる。
入所したら住民税が非課税でも、一定の所得があれば1~2割
の負担をしてもらう。
世帯分離をしていても、家族に収入・資産があれば負担してもらう。
など、本来国がしなくてはならない事を、自己責任に転嫁していって
います。
●国が言っている自助や互助だけでなく、共助・公助の部分をもっと
もっと強くし、地域支援センターを強く充実させなくてはいけません。
地域の実情をきちっと把握し、地域事業にも公的な支援を
入れながら支え合いの体制を作っていくようにしなければ、
ボランティアで全部やれなんて、到底無理なことです。

お話しを聴いた学生たちは、
★社会保障は興味のある分野であり、現状を知ることができて
良かった!
自助・互助が強められるような行政の支援や地域の力が
これから必要になるんだな、と感じました。
★看護師として働くにあたって、情勢を知っていないといけない。
国民のためと言えるのか・・・という改革によって、ますます
大変になるという事を知りました。
★看護師や医師が近くにいる事が大変心強い、とお聴きしたので
頼りにしてもらえるように、もっと学んでいこうと思いました。
さあ、いよいよ牧理事さん
から、
『医療生協の活動』
についてお話です!
『ホンマの意味での「国民の医療をどうつくるか」という事でうまれた
のが医療生協。
「自分らの健康は自分らで守っていこう」とお金を出し合い診療所や
病院を作った。
住民自身が主体となって「どう健康であり続けるか」、
この事を一緒に運動として進めているのが医療生協の最大の特徴。
人間関係の中で
「お互いの健康を心配し合う関係」は最も良い関係です。
本当に「お互いを健康でつないでいこう。」というのが医療生協です。
地域の住民にとって
「医療の専門家」は本当に頼り。
みなさんの力を期待している住民がいっぱいいます。
みんな若いからあえて言うけど、
会話を通して、人と人との関わりをどうつくるか。
自分が周りに求められるような人間関係をどんどん築いていく為に
頑張ってほしい。
皆、その力を持っているし
「あなたが必要だ!」
と言われるような関わりを、できるだけ多く持つ努力を
していただきたい!』
沢山の
メッセージを
頂いた後は、
手作りのお弁当
をいただきました。
雨もあがって
柚子しぼりの
体験もさせて
もらった!
帰りには、
アンパンマンでおなじみの
やなせたかし先生の
墓地公園
「朴の木公園」に
寄りました。
たくさんの地域の方たちに歓迎していただき、
色んなお話しをお聞きして、
そして、ごちそうになり、
こんな豊かな1日を普段どれだけ送れているだろう。
医療従事者が、本当に地域の実情を知る事が
どれだけ大切なのか、期待されているのか、
しみじみと感じました。
『地域の健康づくりを支え、頼りにされる医療者に、
成長していきます!』
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