Q,出生時からみられ、出生後4か月頃に消失する反射はどれか

1、手掌把握反射

2、足底把握反射

3、パラシュート反射

4、バビンスキー反射

 

~解説~

▽反射とは何か?

 無意識に特定の筋肉などが動く現象。

 知覚や姿勢などにより与えられた刺激が、大脳の統 

 制を受けずに脊髄や脳幹に伝わることで起こる。

 原始反射は乳児期早期にみられる。

 原始反射は中脳や視床などの中枢が発達することで

 消失していく。

 

では原始反射にはどのようなものがあるのか。

☆ルーティング反射

頬に触れると、その方向に口を持っていく

☆吸綴反射

乳首が口に入れると連続的に吸う

 

☆足踏み反射(歩行反射)

下肢や首を伸ばし、一歩を踏み出そうとする

☆把握反射

手:手のひらに物が触れるとギュッと握りしめる

足:足の裏を圧迫すると、足指を含めて内側に曲がる

 

☆モロー反射

顔を正面に向けて少し起こし急に下げると、びっくりしたように

指を開き何かに抱きつくような左右対称の動き

大きな音に対しても反応する

☆バビンスキー反射

足裏の外側を踵から、足先に向けて

強くこすりあげると、親指が足の甲のほうに曲がり、親指以外の四指が扇状に開く

☆ランドー反射

背を緊張し下肢を伸ばす

☆パラシュート反射

上肢を伸ばし、両手を開いて体を支えようとする

などがあります。すべてをあげられていないと思いますが・・・・

 

ではこの問題の答えはどうなるのか?

下記に各反射の出現時期と消失時期をまとめてみる。

種類                  出現時期               消失時期

ルーティング反射           出生時                7か月

吸綴反射                  出生時                 1-3か月

足踏み反射              出生時                 2か月

掌握反射                出生時                手:3-4か月 足11か月

モロー反射               出生時                 5か月

バビンスキー反射           出生時                 24か月

ランドー反射               6か月                 30か月

パラシュート反射           8-9か月                永続

 

 

上記表より2020年午前問題6の答えは1の手掌把握反射となります。

 

次回へ続く