皆さまこんにちは。
梅ちゃんです。
今回は、「ネットワークビジネスを知り、自分と大切な人を守ろう」シリーズの3回であり、最終回でもあります。
いつになく、長文になってしまいますが、どうか最後までお付き合いください。
では、早速本題に入ります。
本シリーズの投稿は下記のリンクから見る事ができます。
目次
1) ネットワークビジネスとは?
2) 「ねずみ講」との違い
3) ネットワークビジネスは効率が悪い~その問題点など~
今回はここ!(これはリンクではありません)
4) 私がネットワークビジネスを嫌う理由
目次は以上
①では、ネットワークビジネスについて、法制度から、大まかな構造を見ました。
②では、ネットワークビジネスという手法が、合理的であるか否かについて見ました。
今回は、ネットワークビジネスについて、ありったけの思いをぶつけていきたと思います。
では、内容に入ります。
4)私がネットワークビジネスを嫌う理由
目次
⑴ 「ネットワークビジネス≒ねずみ講」
〜儲けの仕組みの本質は同じじゃ!〜
⑵ネットワークビジネスは、信頼をお金に変えるビジネス!
⑶ネットワークビジネスは私が持つビジネス観とかけ離れたものである!!
⑴ 「ネットワークビジネス≒ねずみ講」
〜儲けの仕組みの本質は同じ!?〜
ネットワークビジネスと、ねずみ講は、法律上の定義は明確に異なるものの、①では、組織図はとても似通っていたという点、そして、②では、ネットワークビジネスの仕組みが、法で禁止されている無限連鎖講(ねずみ講)と同じ問題点を内包していることが明らかにしました。
もう一度、無限連鎖講の防止に関する法律の目的を見て見ましょう。
(目的)
第一条 この法律は、無限連鎖講が、①終局において破たんすべき性質のものであるのにかかわらず②いたずらに関係者の射幸心をあおり、③加入者の相当部分の者に経済的な 損失を与えるに至るものであることにかんがみ、これに関与する行為を禁止するとと もに、その防止に関する調査及び啓もう活動について規定を設けることにより、無限 連鎖講がもたらす社会的な害悪を防止することを目的とする。
①は、見み客が限られているにもかかわらず、販売口を広げるという矛盾を持ち、最終的には、見込み客と販売者のバランスがくずれたとたん、破綻は必至。という点で共通し、
②は、「不労所得」「権利収入」という言葉を使いながら、誰でも自由な時間とお金を手に入れる事ができると言って、毎日忙しく働いている人の心を揺さぶる点で共通し、
③ほんの数パーセントの人間だけが大きな利益を獲得し、その他の大多数の人間が「儲けられない」「収支がマイナスになる」「友達をなくす」と言った経済的な不利益を被るという点で共通します。
※「友達関係はお金じゃ無い」と突っ込まれそうですが、まさにその通りです。金額では表せないが、「友達からの信頼」というのはとても価値のあることであるため、敢えて上記文章の中に入れました。
ネットワークビジネスも、ねずみ講も、「今の状況を抜け出したい!」と日々を苦しむ者たちを「権利収入」という偽りの餌をちらつかせながら、その人たちを使役させることにより、自らの利益を獲得する人間により造られた仕組みである事には変わりありません。
その後、一般連鎖販売業者や、勧誘者がどんな人生を歩もうが知ったこっちゃない。
そんなお金の亡者によるお金の亡者のためのビジネスです。
ネットワークビジネスも「商品の販売」という皮を被った、ねずみ講のようなものです。
⑵ネットワークビジネスは、信頼をお金に変えるビジネス!?
先程、「友達からの信頼」というものが、決して額で表すことのできないとても価値のあるものといいました。
ネットワークビジネスはこの「友達からの信頼」を、お金に変えてしまう可能性があります。
ネットワークビジネスを始めた大抵のものは、営業のアテは、学生時代の友達、職場の同僚、親族などであるため、少しでも多くの知人に声をかけていきます。
昔からの友達であった人などは、その人からの誘いを断ることが出来ず、「この人がこんなに必至に言うんだから、間違いない」と考えて商品を買ってしまったり、共にネットワークビジネスを開始してしまったりします。
これって、友達の信頼を「売上」に変えてしまっているものだと自分は感じます。
お金の利害関係がないからこそ「友達」といえて、そんな友達がいることによって、人生が豊かになるのではないかと思います。
例えば、友達が本当に困っている時に、自分の持っている知識を使って助けてあげる事があった場合、労力をかけまくると思います。
これに関しては、私が考える「友達」であるため、ここに関しては、賛否両論があるかもしれませんが、ネットワークビジネスについては、上記のように考えておりますので、私はきらいです。
⑶ネットワークビジネスは私が持つビジネス観とかけ離れたものである!!
私にとって、ビジネスとは次の通りです。
「継続的な営利活動を通じて、何かを社会に残すこと」
この「何か」というところは、私は「万人が自己の人生の主役となれる社会の創設」というわけですが、ここは人によって違うところだと思います。
ネットワークビジネスはどうでしょうか。
・「商品を世に広めて、幸せになる人を増やしたい。」という考えがあるかもしれません。
だとすれば、もっと世に広まるように、小売店での販売をすればいい話です。マージンなんかで価格を上乗せさせつつ、わざわざ人と人との「口コミ」という方法で売る必要なんてないのです。
あえて、上記の目的に対し、非効率な方法を選択をするのには、「別の目的」を達するためには合理的である、という事になります。
それって、「そのマージンから儲けること」が主たる目的だよね?と素直に考えてしまいます。
また、末端の販売員は、自己が作った商品をうっていないことから、もはやサラリーマンと同じようなものです。
というか、変な制度を設けて搾取しないあたり、サラリーマンの方が断然まともです。
(マルクス経済学において、「剰余価値」という言葉がありますが、論点がずれるので割愛)
・「ネットワークビジネスを行うことで、行った全員を幸せにしたい。」という考えがあるかもしれません。
ですが、ネットワークビジネスでは、「全員が儲かる」なんてことはまずありません。
ネットワークビジネスによる販売では、常に儲かる人の限りがあるためです。
経済的自由を手に入れることができるのは、大量のマージンを獲得できる、トップの人たちだけなのです。
この様に、ネットワークビジネスでは、「目指すもの(建前)」と、その仕組みや方法の選択などが矛盾してしまっていると考えます。
それが私が一番共感できない理由であります。
また、私にとっての「成功」への道筋は、次の通りです。
①負担(支出)を少しでもへらす。
②本業で稼ぐ(会社員であれば、年収をあげる)
③自己投資(勉強など)(自分だけの武器を身につける)
④その武器を活かして経営(副業)をする。
⑤さらに効率よく資金を得るために投資を行う。
成功しているとはいえない私がいうのもおかしな話ですが、これは私の成長戦略でございます。
少しでも未来を明るくするためには、まずは余裕を持てるようにならないといけません。
毎日低賃金で、貯金もできる状況出ない人が、何もできるわけがありません。
(国は、無利子の融資じゃなくて、現在の負担の軽減をしてあげればいいのに。と考えたり考えなかったり。)
負担を減らすことで、明日が見えてきます。
それから、軽減した分を自己への投資などに継ぎ足していくことが必要だと思います。
この道のりを無視して、「楽に儲かる(?)ビジネス」という「仕組み」に依存させることは、その人の成長の妨げになると考えます。
…
というわけで、この話は以上です。
ネットワークビジネスは、友達を失う可能性があり、非効率であり、自分とのビジネス観とも合わないことから、反対の立場をとります。
これは、あくまでも私の考え(③は感情が多いです。笑)でありますので、これを押し付けることはできないし、それでも俺はネットワークビジネスをやるんだ!という人を止めることも出来ません。
まあここまで読んで頂いた上で、「このネットワークビジネスはそんなことはない。皆が儲かることができるシステムなんだ!」と考えている方は、しっかりと洗脳を受けている証拠だと思います。
分かりにくいところもあるかもしれませんし、まだまだ私の力不足なのかもしれませんが、それほど、人の口から出る言葉でのマインドコントロールは強力である。ということです。
これを見てネットワークビジネスをやる気が無い場合は、「あって話がしたい。」と勧誘された時は、基本的に複数人による勧誘がほとんどです。警戒と理論武装は怠らないようにしてください。
この記事を読んだ上で、それでも「俺はやるんだ!」意気込んでいる方は仕方がありません。
ただ、その道のりは険しいということ、無限の可能性なんて無い事、一度失った信用を取り戻すのは難しいこと。これだけでも認識していただけると嬉しいです。
また、本当に優しい人は、たとえ自身がネットワークビジネスをやってたとしても、味方でいてくれます(協力はしないだろうけど)。
そんな人の言葉には、ちゃんと耳を傾けてください。
と、言いたいことが次から次へと出てきてしまうので、今回はここで区切ります。
最後は、ダラダラと書いてしまいましたが、これをもって、「ネットワークビジネスを知り、自分と大切な人を守ろう!」シリーズは一先ず完結したいと思います。
基本的に、これ以上ネットワークビジネスについて書くつもりがありませんが、身の回りでの需要があったときは、投稿するかもしれません。
また、ここで一つ注意書きですが、私は級友からネットワークビジネスの勧誘を受けたわけなのですが、その級友とは縁を切るつもりはありません。
もちろんネットワークビジネスには反対する立場であるため、応援はしませんし、その子の頑張りを他の人に話すことはありませんし、他の人にも勧める事は絶対に行いません。
でも、ネットワークビジネスを始めたからといっても、勧誘(もちろん断りましたが)の後は仲良くおしゃべりだってできました。
まあ、ネットワークビジネスを辞めるまで会わないとは伝えましたが。笑
強く言ったって無駄だと思ったので、とりあえずは見守ってあげることしか出来なさそうです。
まぁその間、私はもっと勉強しないと(切実)!
では、以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!