先日、開発チームのメンバと打合せをしていて、とても感動した話に触れることができた。
打合せ自体は現場の課題点に対するものだったので、明るい話題では無かったのだが、思い話の中にも意欲的な思いを持続できたのは、「お客さまのためのより良い結果を残したい」その思いでみんなの心が一致していたからなのだと思う。この心さえあれば、大概の障害は乗り越えることができるのだと思う。

ITソリューションをお仕事としている私達にとって、お客さまの業務は始めて見聞きする話題が多くなるものです。経験のない業界の話でも理解する必要があることから、分からないものを分かるためのスキルが要求されます。それは曖昧なものを排除する戦いでもあります。
お客さまの業務については予備知識も何もありませんが、プログラムを動かすベースのCADシステムのことについてはプロフェッショナルとしての知識や解決手段を持っているので、何とか理解を進めることができる場合が多いです。しかし、努力してもお客さまの知識レベルには叶わないという場面に遭遇することも多々あります。
今回、新しくスタートしたお仕事は、とても専門性が高く業務知識が要求されるものであったことから、主担当としたメンバは、全く分からない、どうしたらよいのか分からない、といった状況からのスタートであったと聞かされたのです。その時のメンバの行動は、ご主人の知り合いを頼りに業界の下工場長であった方に会いに行き教えて頂いたというものでした。
私は、この事実を知りませんでしたが、このメンバがお客さまに説明をしている姿から安心感を感じていました。私は、この話を聞いて、とても心に響くものがありました。
「お客さまの願いに応えたい」その思いを行動に移せることは素晴らしいことですね。
思わず尊敬し、私も見習いたい姿勢と思いました。

自己解決。。。
それは、能力とか力量の問題ではなく、動機、思いの強さなのかも知れませんね。
素敵なメンバと一緒に仕事ができることが嬉しくなった一時でした。
ありがとう。