なんだかなー | 考える人

なんだかなー

今日、近くにある公園に娘と砂場遊びをしに行った。

ちなみに今日は、所用により会社お休み・・・


遊んでいると、5歳児5人(♂×2 ♀×3)が近づいてきて、

わたくしたちの道具を貸してあげた。


とまあ、そこまではどこにでもある光景なんだが、

「いくつ?」って聞くと、みんな5歳。


ウチの娘(5歳)が「小さいねえー」と思わず口走った・・・

「小さくなーい!!!」と彼らは反応するのだが、

わたくしの目にも、3歳後半~4歳位にしか確かに見えなかった。


でまあ、いろいろ聞いているうちに、その子らは「英語教室」の仲間らしい。

「しゃべれんの?」ってきいたら、

My name is ***とか、How old are you?とか普通に言って来た。

わたくしが、Thirty eightって答えると、

My daddy is 38,too。だってさ。


あの子たちのやり取り聞いてて違和感あったのは、

「***ちゃん」とか名前で呼ぶんじゃなくって、

「あなた」「わたし」「きみ」という、少し他人行儀な言いまわし。


別に英語教室行っているからだとは思わないけど、

体はちっちゃいし、妙に大人っぽい文法で話すし。


人間の記憶って、20歳頃がピークであり、

何もそんなちっちゃい頃から、英会話ってやんなくても

いいんじゃないの?って正直思った。


つまり、英会話自体が目的化してしまっていて、

実はそれ自体、自分の意思を異文化圏の人民に伝える

コミュニケーション手段に過ぎないんですよ。


だから、必要でないものをいまから仕込んでおいても、

宝の持ち腐れになるわけ。

今日は晴れです、とか、名前を言えたり、年齢は?

くらいのことが言えたって、どーしよーもないのよね。


自分自身の意思、見識を育てることのほうが、

ものすごく高度な訓練であり、

5歳くらいの頃は、思いっきり遊んで、走って、しゃべって、食べて、喧嘩しといて、

そこで、いろんなことを考えさせておいたほうが絶対いいし、

ノーミソ全開!って感じで健全です。

英会話能を詰め込むスペースがあるんだったら。


人の記憶って、20歳頃がピークだから、

英語で自分の意思を伝えたい、って思ったときに学ぶほうが、

絶対に伸びるとおもうよ。


だって、こんなに複雑な言語体系を持っている人種なわけだし、

そこを自由自在に操れることをまずは目指すべし!

しゃべれないのって、その人個人に問題があるわけではなく、

明治維新からなーんも変わってない、文法教育に問題ありなわけだから。