極々私的な視点 | glamb-log by kan furuya ポケットにアイデアを

極々私的な視点

本日は、2012年のglamb Winter Collectionにおける、
古谷完の極々私的な視点からなるオススメアイテムを紹介させていただきます。

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本日のアウター編ですが、
オススメはズバリ、このライダースジャケット【
Mercury riders】です。

ブランド史上、最も美しいシルエットのライダースなのでは・・・と自画自賛したくなるような細めのラインが特徴ですが、特筆すべきはその着心地なんですね。
腕の内側と脇のラインにリブを仕込むことで、
思わず『嘘でしょ!!??』と漏らしたくなるような着心地の良さです。
このシルエットなのに本当楽ちんなんです。

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若干、着丈が長めなのは、テーラードジャケットのシルエットを意識したデザインだからなんですね。ワイルドな中にも上品さを・・・というのは言い過ぎかもしませんが、ジャケット感覚でスラックスと白シャツにブラックタイなんかと合わせても格好良いかも・・・・とブログを書きながら思ったりもします。

もう一つだけオススメポイントを上げるとすると、革の風合いです。今回はタンニンでなめした羊の皮を使用しています。
レザーとは、ずばり動物の皮ですが、それが腐ったり、固くなってしまわないようになめしという工程を経ることで皮が革になるわけです。


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そのなめしの種類にもいくつかありまして、
衣服に使われる革の多くは、化学薬品を使ったクロムなめしという工程を経ることが多いのですが、今回のジャケットは植物の樹皮、根、葉などから抽出した植物タンニンを用いてなめしています。

で結果、どう違うのかというと、タンニンなめしは工程が30以上もあり、とにかく面倒くさいし、時間もかかるし、コストもかかります。

それじゃあ、何が良いの?と聞こえてきそうですが、
やっぱり風合いがなんとも言えなくて格好良いんですよ。『これぞレザー!!!』と言いたいくらい。

少し曖昧に聞こえるかもしれませんが、この風合いばかりはタンニンなめしがやっぱり究極なんです。使えば使うほど艶や味が出るのもいいんです。他にも丈夫で、コシ・ハリがあり、型崩れしにくいとなんていう特徴もありますが、タンニンなめしと言えばやっぱり風合いの良さ、育てがいです。


まあ、その分、いつものライダースよりもかなりお値段が張ってしまいましたが、極々私的な視点から言えばやっぱりこのライダース
Mercury riders】がオススメです。

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もちろん一長一短あり、クロームなめしが悪いという訳ではないけれど、レザーを育てるという観点で話せば、タンニンなめしが2馬身はリードしているのが本音かも。

今季のアイテム、何にしようか迷っているようでしたら、このライダースジャケット【Mercury riders】を選んでみては!!!!

カラーは、ブラック、ネイビー、ブラウン、ベージュと4種類!!個人的にはネイビー推しです。


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という事で、古谷完の極々私的なオススメアイテムブログでした。