台風最接近!
雨の高野山詣で
台風22号がもっとも近畿地方に接近した10月29日(日)、雨の降るなか高野山に向けて車を走らせた。
紀見トンネルを抜け和歌山県橋本市iに入り、紀の川を渡ると道路沿にはたわわに実った柿畑が続いている。この地域は日本一の柿の生産地だ。
寄り道した九度山の道の駅には柿が所狭しと並べられていた。
高野山へ上る。強い雨が降り続く。高野山の入口にある大門を通過。駐車場に車を停め最初に高野山の二大聖地の一つ「壇上伽藍(だんじょうがらん)」にある「金堂」を拝観。
つづいて真言密教の根本道場の多宝塔で朱色に輝く「根本大塔」を拝観。
塔内には大日如来像を中心とした曼荼羅(まんだら)の世界が体現されていた。境内の紅葉は見頃となっているが雨に霞んでいる。
そして高野山真言宗総本山「金剛峯寺」を訪ねた。
昼食にきつねうどんを食べたが出汁は透きとおった薄味の精進料理風の味だった。
もう一つの聖地、奥の院に向かう。弘法大師御廟(ごびょう)へ進む参道は樹齢何百年という巨木の杉並木が続く。両側には織田信長、豊臣秀吉などの戦国武将の墓石、加賀前田家をはじめ諸大名やあらゆる階層の人々の墓石が建ち並んでいる。
橋を渡ると聖地・弘法大師御廟に入った。幻想的で厳格さが肌身に伝わってくる。弘法大師御廟に合掌。
車に戻ると参拝した三人とも雨でビショビショになっていた。
今回、台風が最接近した中で強行した高野山でしたが、観光客がこの悪天候の中でも多く参拝していた。外国人も多く散策していて、中でも中国、東南アジア系の観光客が目についた高野山であった。