先日ある人と食事をしていて

「かねやんは、色んなことチャレンジしてきたんだね。

ソレって何か理由はあるの?」

と聞かれた。


「うーん、

俺ってコンプレックスの塊だったんですよ。。。」


ふと、自分がそう答えた後に

自分でも思いもしない返事を口にしていることに気づいて、

「ハッ」とさせられた。


「コンプレックス??

嘘、コンプレックスあるの?」


「いやいや!ありますよ!笑

そもそも今だってありますし、昔からコンプレックスだらけで、

それを隠したくて、埋めたくて、多分それに好奇心も相まって

こんな外れた人生になったんちゃうかなーって思います(*^^*)」


「外れてるとは思わないけど笑」




コンプレックスの塊だった。



小学生の時に両親が離婚した。

オカンは奈良の家から出て行き

俺は親父と2人で暮らした。


友達の家に遊びに行ったとき、テーブルに並ぶ豪華なおかずと、食卓を囲む、友達の家族を見て思った。



家族の和気あいあいとした空気や幸せがココにはある。




でも、ウチには、無い。


それがショックやった。


「お前は、いい子や」

「お前は、一生懸命勉強しいや」

オカンにも親父にもずっとそう言われて育ってきた。


それに反抗するかのように小学校をサボり、近所に生卵を投げるという暴挙に出た。笑


本当はただ寂しかった。

それだけやった。

それを、わかってもらたいかったのか

ずっと中学に入って、今度はオカンと暮らすようになってからも俺は悪いことばかりした。

学校に呼び出され、警察にお世話になり、

ただ、自分の埋まらぬ感情をごまかそうと必死だった。


そこから劣等感ばかり感じるようになった。

隠して自信のある振りをして、
クールぶっても、

いつも心の中には劣等感があった。


自分の声が嫌いだ。

人とうまく話せない。

女の子とうまく話せない。

歌が下手くそだ。

内気で自分をうまく表現できない。

誰かに認めてほしい。


他にも上げればキリがないほど、

そんなコンプレックスを抱え

それでも諦めたくなくて

なにかと戦うように必死になった。



気がついたら、

歌は下手なりに

「良い声」だといわれ


自分でバンドを組み

作詞作曲もやった。


自己表現のできなかった少年は、

喋っては人を笑わせ

文章で人を魅せる

そんな仕事に就いていた。



女の子にも困ることもなくなった。一応。笑



こんなことを言うと

相当、努力したんだね。

才能があったのかもね。



なんて言われるが、


努力なんて全くした覚えもなく



本当に本当に本当に


コンプレックスの塊やったから



自分を変えたくて、ただ呼吸をするようにそうやって生きてきた。


だけど、いつしかそうやって自分の中にある「何か」と戦い続けることに疲れた。


疲れたというより、


もしかしたら他に方法があるかもしれないと思った。




それが



自分を受け入れることだった。



よく心理学やコーチングで言われる




「ありのまま」


「それでオッケー」


「今のあなたで価値はある」


ってやつだった。


だけど、当時の俺は、



「アホ抜かせ


こっちは、こんなに変わろうと色々やってきたんや!


ありのままでオッケーて。

このままやったらあかんやろ!」


と憤った。



そしてようやく気がついたことがある。


それは、



この28年間

ホンマに自分のことしか考えてなかったってこと。



ブログを書き始めて


LINE@でみんなと絡んで



コンサルティングやコーチングの仕事をして


そして、コンサル生や関わってくれるみんなが少しでも豊かになっていく姿を見て



「ありがとう」

とか


「出会えてよかった」


とか



そんなことを言われ始めて、


「あ。

本当に良かった。

嬉しいな」って。





反抗して生卵投げて、警察にお世話になって、コンプレックスと戦って、女遊びもして、




それでも埋まらんかった心の


何かが少し埋まった気がした。





誰かに必要とされる。

誰かの役に立つ。


こんなに凄いことなんやって思った。


28年生きてきて初めて思った。





正直、言うと

じゃあコンプレックスもありのままに愛しますか?って言われたら


いやいや、俺はまだまだカッコいい俺になるで!って思ってる。



何回もチャレンジしたるし

何回転んでも起き上がるし

コンプレックスに感謝もしてる。



そして、



あなた。



いま、なんか苦しい、とか

やりたいことわからんくなった、とか


これでいいのか不安とか




色々あるけど、大丈夫。


ありのままの自分愛したっていいし、


愛せなくたっていい。



愛せるに越したことはないけど、


愛せないなら、


「くそ、ぼけえ!!変わったる!」

「やったる!こんなんで終わるか!ぼけええええ」って


夜中に走りながら叫び散らしたらいいわ。


ただし、住宅街は無しな。笑




結局何が言いたいって


俺もまだまだチャレンジするから!

見ててくれ(*^^*)


だから、俺もおまえを応援するぞ!



とりあえずいま苦しいなら進んでもいいし、逃げてもいい。


やってもいいし、辞めたっていい。


でも心の底から湧き出てくる

感情やエネルギーだけは無視せずに聞いたって。



俺はずっとコンプレックスが嫌で、出来ない自分が怖くて寂しくて、認められたくて、心を埋めたくて、ここまで走ってきた気がする。




でも、振り返ってみると悪いもんじゃなかったぞ。


心理学的には。。。とか今日は無しで。



振り返ったときに悪いもんじゃなかったなって人生に出来たらそれでもう合格(*^^*)


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