前回のブログの続きです。

※読んでない方は読んでもらえるとこの記事の理解が更に深まります


小学生の頃、とにかく「泣く」という行為がカッコ悪いと思いずっと我慢していた僕。


そして、20歳になる頃。


泣くことが出来るようになったけれど、

喜怒哀楽の中で明らかに「怒」という感情が欠落していた。




その原因が、


両親の喧嘩にあるということに気がついた!



過去のブログには記載したが、かねやんの両親は離婚している。


親父とオカンが、とにかく血の熱い人でw


怒るとどちらも火山のように怒る人たちだった。


プチン!と

漫画のように怒ったときに音がするような怒ると怖い2人は、

掴み合い、殴り合い、怒鳴り合いは当然だった。



そんな2人をひとりっ子の僕は必死に止めていた。


いつ喧嘩するかわからない両親に挟まれビクビク怯えながら、喧嘩の仲裁に入る小学生を想像してほしい。



とにかく争い事が嫌いで、大きな音や声に今でも反応してしまう僕の気持ちがわかってもらえるだろうか(°▽°)



そうして、学生の頃から僕はほとんど人と争うことなく生きてきた。


喧嘩することもあったけれど、前回の記事の【オカンの教え】の通りに2回はどんなことも我慢した。


そしてこれ以上は!というときに喧嘩をすることにしていた。



いつしか僕の中には



『舐められちゃいけない』



という強い思いが芽生えはじめていた。




僕はよく色んな友達からこう言われたことがある。



『あいつは怒らへんから大丈夫やで』



と。





怒らないと舐められるのだろうか?という疑問だが




こんな話がある。



有名な、メンタリストDaiGoさんという方を知っているだろうか?


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ダイゴさんは、小学生の頃いじめられていて、絶対なにもやり返さないし、言い返さない子だったそうだ。


そんなある日、いじめっ子から、お母さんのことを馬鹿にされたという。

自分のことならまだしもお母さんのことを馬鹿にされたダイゴさんは、頭に血が上り、たまたま近くにあった「ナタ」をいじめっ子にぶん投げたらしいwwww



ナタはいじめっ子をギリギリにかすめて当たることなく飛んでいったそうだ。



もちろん当たっていたら事件になるわけだが。


この一件から一切ダイゴさんに対するいじめは無くなったそうだ。




あいつはいざとなったら。。。

あいつは怒る。。。

あいつは主張してくる。。。





そんな印象が、相手にどれだけの影響を与えるか想像できると思う。



《《《間違った方法で自分を誇示すると破滅する》》》






僕がお笑い芸人になりたての頃

舐められたらあかん!と思い


とにかく尖ることにした。



「あいつ面白いな」と言われる同期がいたら


『どこがおもろいねん!あんなもん!』と必ず毒づいたし、


芸人を途中で辞めていくやつには

『中途半端に入ってくんな!辞めるんやったら最初からやんな!アホか!』と毒づいた。



先輩にもその雰囲気が伝わったのか、僕に「飯行こう」と寄ってくる先輩は本当に少なかった。

とにかく弱い自分を包み隠し、舐められたらあかん!という思いでひとつひとつ言動を創り上げていった。



結果。。。。



僕は6年で身も心も持たなくなった。



創り上げた自分はとにかくしんどく、「芸人かねやん」を演じるたびに疲れを感じた。




そこで学んだことは


『もっと馬鹿になればよかった』

『もっと素直になればよかった』

『もっとみんなと仲良くしたらよかった』


という後悔だった。







その頃、『怒ると損をする』という自己啓発本に書かれた言葉を見て、本当に違和感を感じた。



違うやろ



『怒らんなもっと損するやろ』




そもそも『無駄に怒ると損をする』という、【無駄】をつけないと


いつまでたっても『怒り』という感情を塞ぎこむことが美徳とされてしまうやろ。


そう思った。



じゃあ、【無駄】に怒ると損をするの【無駄】とは何か!



おそらく相手の揚げ足を取ったり、つまらない噂話やニュースに怒ることだろうと僕は思っている。


こんなことにエネルギーを使うのはバカバカしい(^_^*)




じゃあ、


『絶対、怒った方がいいこと』は何なのか!




当選の答えになるだろうが




傷ついたとき

軽視されたとき

自分が不条理だと感じたとき






僕は絶対怒った方がいいと思っている。




なにしろ僕はそんなときも怒らず我慢してきたタイプだったから。


どれだけ抑えることで損をしたか覚えている。





『素直になる』というのは喜怒哀楽に素直になるということでもある。


なら上司だろうが、友達だろうが、親だろうが、


傷ついたら怒ったほうがいい。







かねやんはいまだに『あんまり怒らないよね』『優しいよね』と言われるがこれでもかなり【怒】という感情を放出するようにしてきたほうだ。笑







僕が、アルバイトをしていた頃、とにかくおとなしく自己主張しなかったので店長から舐められたことがあった。



僕のシフトは面接の時に約束したようには入れてもらえず、

褒められることなく、売り上げをあげろと言われ、


あげく、店長が他の従業員と接しているときよりも、僕と接しているときのほうが距離があるなーと感じた。




注意したいのは、そんなときいつだって原因は【自分】にあるということだ!!!!!






プチン!と来た僕は


シフトの件について本気で怒った。


店長は理解してくれたが、折り合いは合わなかった。



結局、人手不足と知りながら僕は『辞める』という選択肢を選んだ。



店長は僕への接し方がまるで変わった。





他にもこんなことがある。




ある飲食店でバイトをしている頃、僕は相変わらずあまり自己主張せず店長に言われるがままに働いていた。


店長も僕が何も言わないもんだから当たりがどんどん強くなっていき、


皮肉なことまで言われるようになった。


『芸人やってんだからもうちょい〇〇してよ』

『そゆとこもったいないよな』


しまいにはそれは不条理だろ?ということまで言われた。





そもそもここまで怒りを抑えることがお互い損なのだ。





そのあとは言うまでもない。



『あーやっぱり、これじゃ舐められるんだなー』と感じた僕は


翌日から

とにかく不条理なことは言い返した。


仕事も少しずつ出来るようになっていった僕は



『店長、あれはこうやったほうが効率いいんで、そうしてもらえすか?』と


主張した。



僕の変わりように最初は苛立っていたと思う。笑



半年後。。。




店長は売り上げのことや、店の方針などを僕に相談するようになった。


『かねやん、これどう思う?』



前なら怒られていただろうことも、僕の希望や、態度が通るようになった。



怒られるどころか、


『かねやんは仕事できるから文句いえないよね』と


言われるまでになった。





信じられるだろうか?




僕が仕事が出来るようになったから態度が変わったのではない。







僕が、僕を大切に扱ったから、相手の態度は変わったのだ






↑これが全てだ






あなたがあなたを大切に扱ったとき、相手はあなたを大切に扱う。





あなたがあなたを軽く扱ったとき、相手も『それでいいんだ』と接してくる。






僕は27年間でこのことを学んだ。






納得のいかないこと


傷ついたこと


そんなことがあって



『いや、まあ俺が悪いから』

「我慢したらいいんだよ」




では、自分自身が可哀想すぎるのだ。




自分をそんな風に扱うと


当然、周りもそう扱ってくる。







なんで、俺はこんな風に軽く扱われるんだ!?


そんな、疑問を外に向けたら解決しない。





自分をどう扱っているかなのだ。









僕が学んだのは



馬鹿になっていいし、


腰は低くてもいいし、


相手を尊重することはとてもいい。





だけど絶対




怒るときは怒らんなあかん








舐められたらやっぱりあかん。





ということだった。






あなたが抑えているその怒りは、


相手に伝えることで初めて理解される。








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