すまい紀行 Vol.2『未来のすまい』 | 中野区の建設会社・・・かね長 桜建設株式会社

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突然ですが、皆さんは「IoT」という言葉はご存じですか?

「IoT」は「Internet of Things」を略したIT用語で、

暮らしに関わる様々なものをインターネットと接続し、

暮らしをよりよくする仕組みのことを指します。

 

 

声をかけると電気をつけたり音楽を流したりと生活をサポートしてくれる

「google home」や「amazonecho」などのスマートスピーカーもその一つです。

まだまだあまり馴染みのない方も多いと思いますが、

日本の名だたる企業がいま、この「IoT」事業に並々ならぬ情熱を注いでいます。

今日は、思うよりも身近に迫っている、アニメや映画の世界で見られるような

「未来のすまい」を訪ねます。

 

皆さんの住まいも、気づかぬうちに「未来のすまい」化が進んでいるかと思います。

PCやスマホを立ち上げれば、いつでも世界中の情報が手に入り、

ボタンを押せばお皿洗いやお掃除を手伝ってくれる家電を

導入されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

こういった暮らしを助ける様々なアイテムは既に世の中に浸透しつつあると思いますが、

それらがより一層身近なものになりそうです。

 

壁一面がスクリーンになっており、家に居ながら大画面で、コンサートやスポーツ鑑賞、

ネットサーフィンなどを楽しむことができる家。

窓が外の気温や湿度を教えてくれたり、好みの絵画や音楽を流してくれる家。

鏡が写る人の心拍数や体温を測定し、毎日の健康状態を記録してくれる家。

空調が家にいる人の体温や動きを感知し、

それぞれの場所にそれぞれに合った適温を作り出してくれる家。

家の外からでも、家の鍵のロック状態、家の様子、

さらには冷蔵庫の中やクローゼットの中を撮影して送信してくれる家。

 

住む人の暮らしを、空間を取らず時間も取らずにサポートしてくれる、

パートナーのような家が今多数構想されています。

 

 

さらに面白いのが、「移動する家」の構想。

ホンダは近年の展示会でいえと一体化している電気自動車に乗り込み、

自動運転で家そのまま好きな場所に出かけられる家を発表しています。

また、パナソニックは、広さ四畳半ほどのボックス型の車の中に

壁一面のスクリーンやソファ、タッチパネル式で洋服が取り出せるクローゼット、

さらにはミストサウナスペースまで入れ込み、スペースはワンルーム程度ながらも、

十分に楽しめるような空間づくりを進めています。

 

「お出かけしたいけど、家から出たくない」という悩みが、

実際に解決される日も近いのかもしれません。

 

訪ねる間も無く、「未来のすまい」は私たちの暮らしに近づいてきているのかもしれません。