トランプ大統領のイラン攻撃によるホルムズ海峡封鎖は、世界が簡単に混乱してしまう事を示しました。
習近平氏は民族の統一を法制化するとしています。
中国には約55の少数民族があるとされています。
今後、その法律を基にどのような行動に出るか注目です。
カナダのカーニー首相は、来日する少し前に、キューバに石油を援助する計画があると言いました。
正式な発表ではありませんし、実現は難しいと思いますが、トランプ大統領を刺激するには十分です。
イラン攻撃は支持しています。
EUの主だった首脳たちは、イランによる攻撃で自国が脅かされる事や経済混乱を招いてはいけないとし、トランプ大統領を明確には支持していませんが、暗に賛成するような態度をとっています。
NATOをはじめ、アメリカは依然として必要な国であり曖昧な文言が目立ちます。
スペインのサンチェス首相はアメリカの基地使用を拒否し、トランプ批判をしましたが、支持組織の左派へ配慮したとも言われています。
しかし、EUも変わってきているようです。
ただ、危惧かも知れませんが危なさを感じます。
トランプ大統領がイラン攻撃をする前に、ミュンヘン安全保障会議がありました。
ここでメルツ首相はヨーロッパとアメリカの間には分断が生まれた。アメリカのリーダーシップの挑戦はされたが、恐らく失われたと言っています。
アメリカとの同盟は保つとしながらも、新しい地政学的環境において、ヨーロッパは根本的に変わる必要があるとしています。
その後、メルツとマクロンは会談しています。
フランスのマクロン大統領が核弾頭の増産を発表しましたが、その一環と思われます。
年次報告書ではトランプ批判をしています。
しかし表立ってトランプ批判はしていません。
一見、新しい協力体制構築に聞こえます。
問題は、EUがその後のイラン攻撃において、何の罪もない子供や民間人の生命が奪われたことに、一応の非難はしていますが、直接的ではなく、そのトーンが低い事です。
イランの核開発などの問題はありますが、これは別の問題です。
民主国家としては致命的です。
イスラエルのガザへの攻撃をジェノサイドと非難した時に比べれば大きな違和感を覚えます。
状況が違うという意見がありますが、人命、ましてや民間人や罪のない子供の命が失われてよいはずがありません。
ましてや、民主主義のリーダーであるべきアメリカのあるべき姿ではありません。
現状を考えればトランプに配慮せざるを得ないというならば、民主主義のいう国際法や人権の信頼を毀損します。
状況次第で罪のない子供や民間人の犠牲を容認してよい事になります。
私にはダブルスタンダードにしか聞こえません。
私が心配するのは、国際法の順守や人道を尊重しない将来像は、EUによる新しく、そして危うい力の秩序の台頭につながってしまわないかという事です。
ミュンヘンの安全保障会議でも強い議論はありませんでした。
ヨーロッパは地続きでありNATOがあります。
日本は四方を海に囲われている小さな島国です。
唯一の同盟国アメリカとの安全保障条約しかありません。
有事の際、いくら武器があってもエネルギーが無ければ飛行機も戦艦も動きません。
食料が無ければ飢えに直面します。
アメリカ頼みでは限界があります。
日本にも他国との連携も模索する動きもありますが、アメリカとの同盟は保ちつつ、更に進めるべきだと思います。
アメリカは無視できないだけに、難しい外交が求められます。
まだ、民主主義が機能している日本の知恵に期待したいです。