いつも応援してくださる皆さまへ


いつも私たち家族を応援してくださりありがとうございます。
この度みなさまにご報告があります。

先日、私金田朋子と森渉は婚姻関係を解消し、戸籍上の夫婦ではなくした上で家族を続けていくことになりました。

突然このようなご報告になってしまい申し訳ありません。

家族3人の幸せについて何度も話し合った結果、心だけは家族のままでいたいと思い、この判断になりました。


渉くんと知り合ってから15年、お互いの夢を叶えるために二人三脚で頑張ってきましたが、いくつものステップを登っていく中で、
私にとって"夢を追うこと"がいつの間にか負担になりプレッシャーに感じるようになっていました。

そこに娘も生まれ、ありがたいことに娘にも大きな夢ができて、さらに渉くんには近代五種という競技でオリンピック出場という新たな夢もできて、私が感じるプレッシャーはさらに大きくなってしまい、このままではまずいという気持ちが大きくなっていきました。

それでも渉くんと娘の夢を応援したい気持ちは変わらず、ギリギリまで踏ん張ってみましたが、それと共に少しずつ笑顔でいられる時間が生活から減っていきました。

元々0か100で考えてしまう私にとって、夢を追うことはフルマラソンを休憩なしで全力疾走しているような感覚で、いつの間にか夢を追うことが辛く苦しいものに変わっていたことに気づいたのが、私も少し遅かったのだと思います。

渉くんは私の笑顔を奪ってまで夢を追う必要はないと言ってくれていたので、普通であればここで夢を諦める選択肢を選ぶのかなと思います。

しかし彼は本当に努力家で我慢強くて、夢を叶える力を持っている人だと信じているので、彼の大きな夢を私のせいで諦めるのは申し訳ないという思いもあり、何度話し合っても"夢を諦める"という結論には至りませんでした。
それでもやっぱり私自身も笑顔でいたいし、大好きな娘の前でもウソのない笑顔を見せたいし、笑顔を取り戻すために何ができるかを搾り出した私の答えが、

『戸籍上の夫婦関係をやめる』

というものでした。

変わった感覚かもしれませんが、私の中では婚姻関係でなくなれば"絶対に夢をサポートしなければいけない"という責任感からではなく、心から応援できると思いました。

渉くんに夢を諦めてもらうわけでもなく、私も笑顔を犠牲にするわけでもなく、それぞれがそれぞれのペースで笑顔で生きていくために、そして家族の心が二度とバラバラにならないために、このような形が我が家には最適なのかなという結論に至りました。

もしかしたら常識とは違う選択かもしれませんが、これからも家族3人で活動していきたいと思っておりますし、これまで以上に3人で力を合わせて大きな夢に挑戦していきたいと思っています!

そして、この形で良かったと娘が未来で思ってくれるよう努力することが親としての責任だと思って精進してまいります。

長くなりましたが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
渉くんにも娘にも、支えてくださる皆さまにも本当に感謝しかありません。

こんな私たち家族ですが、今後ともあたたかく見守っていただけたら幸いです。よろしくお願いします。


2024年7月20日 
金田朋子