都内に緊急事態宣言がでるようです。
私は、今のところ、どれほど効果がるかはわかりませんが、これしかないかなと思います。「感染拡大を抑える」ためにです。現状で「医療が逼迫している」からではありません。
医療が逼迫していないとはいいません。しかし、まだ医療キャパはまだあるはずです。
このまま感染拡大が進行したらどこまで医療が持つか?(コロナ受け入れに限定、東京都だけでの考察です。すこし長くなります。)
まず都内のコロナ受け入れについて、基本事項です。コロナ受け入れに対しての病院の対応は3つあります。
1)「コロナを完全に受け入いれない病院」
2)「コロナ疑いだけを受け入れる病院」
3)「コロナを受け入れる病院」
次にコロナ受け入れに関連した経営的な問題に関しては、一つ病棟をつぶしてコロナ受け入れれば、基本バブルになるくらいおいしいはずです。そもそもコロナ以外の患者が減っているので、なおさらです。でも受け入れない病院がほとんどです。
つまり都内のコロナを受け入れない状態は、「お金で解決できない」可能性を示唆しています。
それではそれぞれの病院に関して分析してみます。
①のコロナを受けいれない病院群の状況は、コロナを受け入れないのでめったにコロナに接しません。またコロナがくれば、基本的には自宅に帰せるレベルなので、自宅に帰宅させ保健所に連絡します。まれに返せないレベルのコロナぽい患者がくると、確定診断はぜず「コロナ疑い」として消防庁に搬送を依頼します。この病院群の中にもコロナに対応する能力がある病院はたくさんありますが、当面はこの病院群はコロナには対応しないでしょう。
②この「疑い」をうける病院群は、「疑い」しかうけません。現状は、消防庁からの「疑い」受け入れ要請と救急外来にきた発熱患者の「疑い」です。そしてこの「疑い」を受け入れた後に、「コロナ確定」すると「コロナを受け入れる病院」に消防庁または東京都コロナ調整本部を介して転送、転院を打診してきます。
この病院群は、「疑い受け入れ」や「疑い病床確保」のために、東京都及び国からそれなりの金額の補助金及び物資の援助を受けています。ですから「疑い」を受け入れるのは義務となります。ただ「確定」を入院させる義務ありません。
③残るはコロナを受ける病院群です。この病院群は、「公立病院」と「使命感をもってやっている私立病院」や「経営的判断をした私立病院」です。補助金や物資支援も相当豊富です。現在はこの病院群にコロナ患者が集中しています。コロナ確定患者を受け入れは義務ではありませんが、ほぼすべての病院が、コロナ受け入れ設定した病床のほぼ満床まで受け入れています。
さてこの状況でどこにキャパがあるかというと、
まずは受け入れている病院です。すでに受け入れているので、病床を増やすのは比較的容易です。もちろん負担はありますが。
当法人も最大受け入れ患者数がじわじわ増えています。この病院群は基本的に真面目な病院またはがめつい病院(笑)なので、要請や必要に迫られれば、最大限対応します。
ここらへんで、おそらく受け入れ病院のコロナ病床を1~1.5割くらいは増やせます。
さて最大の隠れ病床は、
「②のコロナ疑い病院」にあります。
おそらくコロナ受け入れ病床と同等か?それ以上の「疑い」の病床が確保されているはずです。その病床は「患者がコロナ疑い」の間は、コロナ患者と同じ対応をするので、感染対応ができる病床です。
「コロナ疑い病院」は、コロナが確定すると「コロナ受け入れ病院」に転送、搬送します。しかし「コロナ受け入れ病院」が完全に受け入れ不能となれば、患者を放出できなくなるので、彼らの「疑い」病床は、「コロナ受け入れ病床」にするしかなくなります。
つまり、コロナ病床はまだあります。ただ病床の確保がやや強引ではありますが、最終的に感染拡大し受け入れ病床が満床になれば、上記のようにコロナ病床は確保されます。もっと進めば、法的な拘束力をもって対応が必要ですが、あと倍くらいは大丈夫なはずです。
上記を踏まえ、私が緊急事態宣言に賛成する点は、医療ひっ迫ではなく、感染拡大が止まらないからです。
おそらく第三波の感染拡大の大きな要因は、気候です。つまりこの感染拡大のしやすさは、おそらく2月いっぱいまで続きます。もちろん気候を変えることはできません。だから強い人間の行動変容が必要です。
そしてこの感染の拡大は、足し算ではなく、指数関数だということです。
この先、ずっと毎日1000人増加ならまだましです。指数関数的とは、前日の全感染者数に対してたとえば1,1倍というように増加します。感染者は増えれば増えるほど、拡大が加速します。
コロナは簡単にいえば消費者金融の高利貸しと同じです。
だから今、感染を抑える必要があると思っています。
ただ、本心としては、とりあえず、ほかの病院さんも、もう少しみてくれません?
って思いはあります。もうちょっとほかの病院さんもがんばってくささい。