まだ抜かなくていいと言われた親知らず | かねさき歯科医院(戸畑 北九州)のブログ

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昨日5年ぶりに来院された再診患者さんが以前親知らずの抜歯で紹介状を書いたはずでしたが、その手前の7番のポケットが10mmくらいになってたのでおかしいなと思いCTを撮影しました。

 

⬆十字カーソルの黒くなっている所が全て骨が破壊されて、吸収していました。

 

私『紹介状書いたのに抜くの嫌だったんですか?』

 

患者『口腔外科で見せたらまだ悪くなってないから神経の大元にも近いしリスクあるのでまだ抜かなくていいのでは?と提案されましたので』

 

私『それはただ術者が抜きたくなかっただけですよ』

 

というやりとりがありました。

 

する事に対するリスクは説明しても、しなかった時のリスクは説明していないのです。

 

したときに麻痺が起きたらめんどくさいことになるなぁと思っているのでしょう

 

しなかった時・5年間も置いといてえらいことになってる事に対しては誰も担保してくれません

 

患者『今全然痛くないんですけど、おいといたらどうなりますか?

 

私『骨膜炎を起こして点滴通院か酷くなれば入院された方もいますよ』

 

患者『そんな話されなかったです』

 

今後は紹介した患者さんがミスリードされないようにしようと思いました。自戒。