「らんまん」終了後も
牧野富太郎関連本を読んでいる。
牧野標本館のサイトを見ると、
採集地別に写真で見ることもできる。
その中に、
「ハコダテヤナギ」がある。
函館の名がついている。
最近読んだ、
「シン・マキノ伝」
(田中純子著、北陸館)
の中に、興味深いことが書かれてあった。
妻・寿衛の死後、
竹下英一宛ての手紙には歌が詠まれている。
「亡き妻のありにし去年の旅に似で淋しく帰るわが家の門」
「いそいそとわれを迎えしわが妻の姿も
見えず声も聞こえず」
という歌らしい。
さらに、
池波正太郎が「牧野富太郎」という戯曲を描いた、とある。
池波は、新国劇に委嘱されて牧野の人生を脚本することになった。土門拳の写真集「風貌」に収載される牧野の写真を見て、その澄みきった眼に強く心惹かれた池波は、病床にあった牧野を前年の昭和31年に訪ね、現実にその「美しい眼」に出会えた
(「シン・マキノ伝」)
池波正太郎が描いた
牧野富太郎気になる。
高知の牧野植物園で
以前、展示があり、
その作品の内容は、
富太郎と妻・寿衛の夫婦を描いた作品らしい
また、「武士の紋章」にも
「牧野富太郎」という作品もある。
読んでおこう。