「るろうに剣心」の中で、
登場した高荷恵。
弥彦を治療した医者の話で
高荷家は代々の医者の家系であり、
会津戦争のため、
父親は亡くなり、
母親や弟妹とは離れ離れに。
映像の中でも、
松平容保と白虎隊士や
鶴ヶ城があった。
「鬼滅の刃」での無惨をやられている
関俊彦さんのナレーションもあった。
松平容保はその死を悼み
「幾人の涙はいしそそぐとも その名は世々に朽ぢぞ思う」と詠んでいる。
会津戦争の後、
かつての藩士たちは、
家族と共に斗南藩(青森)で
大変な暮らしをした。
ああ、すぎたること語るに堪えず、今日の悲運嘆きても甲斐なし、さればと近き日に希望の兆もなし、かくては火を囲みて互いに語るべきこと何もなし、過去もなく未来もなく、ただ寒く飢えたる現在のみに生くること、いかに辛きことなりしか(「ある明治人の記録会津人柴五郎の遺書」石光真人編著)
とある。
後に蝦夷地へ向かった者もいた。
後に西南戦争勃発の折、
田原坂の戦(明治10年3月4日~14日)
にて、
郵便報知新聞の犬養毅は、
故会津藩某(巡査隊の中)身を挺して奮闘し直に賊十三人を斬る。
其闘ふ時、大声に呼って曰く、
戊辰の復讐、戊辰の復讐と
(「戦地直報 犬養毅」)
と報じている。
西南戦争は
会津藩にとっては
意味のある戦いでもあった。
アニメーションに戻ると、
「武田観柳」って
新撰組の武田観柳斎を
思わせるのかもしれない。