「甘い嘘」

 

有古が死んだはずの都丹に支えられ歩く姿

そして回想場面で明らかになるのは、

二重スパイとしての姿。

土方歳三は鶴見の真意も分かっており

渡された刺青人皮が広まらなくてよかったとまで言っています。

ある意味、鶴見と土方歳三の心理戦。

 

一方の杉元たちにはある別れが。

チカパシと谷垣の別れ。

谷垣が泣きながら

「お前はここで自分の家族を作るんだ」

と言う場面。

それまでの回想場面も懐かしく、

谷垣はチカパシの気持ちを分かっていて

言ったんだろうと思います。

 

アシリパは鶴見中尉と会っていないため

不安でいます。

一番のクライマックスは

杉元と白石の殴り合う場面。

白石は樺太でのアシリパの成長を見ており

杉元に酔っていながらも

「背負いたいっていうなら背負わせればいいだろ」と言う言葉。

さらに鶴見中尉は信用できないのは、

直前の鯉登と月島の会話を聞いたから。

 

鯉登が今になり

あのときの尾形の言葉を気にし、

函館での誘拐事件に月島も尾形もかかわっており、その作戦は鶴見だと知ります。

心境の変化か、と思いきや

「鶴見中尉、スゴイ」でした。

それでも尊敬してるのかあ。