最近読んだ、
永井晋氏の
「源頼政と木曽義仲」
(中公新書)
木曽義仲について、
「平家物語」では
最愛の女性・松殿姫君との
別離の場面が書かれている。
巴御前じゃないのかい。
その「平家物語」は
「読み本系」らしく、
そこでは、義仲と松殿の場面が
描かれているらしい。
だが、「語り物系」の「平家物語」では、
義仲と巴御前の別れを描いている。
義仲の死後には
妹の宮菊が上洛したらしい。
永井氏はその目的を
宮菊が上洛した目的を「吾妻鏡」は記さないが、率直に解釈すれば、兄の供養と考えていいだろう。
その後の宮菊の行方は不明らしい。
この本では、読みごたえがあった。