バイクはいつか降りる時が来る。だから、50歳を過ぎたら乗りたいバイクを逆算して考えたほうがいい。
この言葉の意味が当時はまだわからなかった。
現在私はアラフォーです。
バイクに乗り始めて25年は過ぎた。
でも決して、それが長かったか？？というと…
そうでもない。
仮にバイクに乗れるのが70歳とすると、もう折り返しは過ぎているわけで…
最後はきっとカブに乗るだろうな(カブ好きなので)とは思ってるんですが、
じゃあカブに乗る前には何に乗る？？
その前には何に乗る？？
そう計算していくと、きっとあと数台しか所有しないだろうなと思うわけです。
ここで、もう一つ問題があって、
今までの25年ぐらいは平均すると2年に一台ぐらいのペースで乗り換えてきてる。
(長いもので5〜8年、短いものは1年ぐらい)
若い時に乗ったバイク、例えばRZなんかは
これに乗りたくて免許取ったぐらいなわけで、
合計3台乗ってるんだけど、時間にして考えると、3台乗った時間は3年半ぐらいなんです。
でも、思い出としてはとても深く、これに乗って色んな事を経験したので、
感覚的な時間はとても長い。
これに対して、CB400SBは一台で5年ぐらい乗ったのだけど、
RZほど思い出が残っているか？
と言われると、そうでもない。
この感覚の差は、乗った時の年齢の差。
RZは10代、20代前半ぐらいに乗っているのですが、
CB400SBは30歳を超えてから。
CB SBは結構いろんなところに走りに行ってるんだけど、
RZは、箱根、江ノ島、伊豆、辺りがいいところで後は都内しか乗ってない😱
CB SBは意外とコツコツカスタムもしてたし、
走る事もけっこうしてたのにです。
RZは正直距離は殆ど乗ってない。
毎週末、第三京浜保土ヶ谷SAに行ってたぐらいで、距離としては走ってないわけで…
何が言いたいか？というと…
歳を取ると時間が経つのが早い事。
RZの時は全てが初めてだったからとても印象深いけど、
CB SBの頃にはそれなりに経験してきていて、
思ってるより思い出に残っていない事…
ここから考えるに…
これから乗るバイクが印象深くなる為には、
それなりの時間が必要なんじゃないか？と思うわけです。
思えば今乗ってるGSRももう少ししたら3年目に突入するんだけど、
3年も乗ってる実感は全然ない…
もうすぐ40,000キロなので、距離を乗ってないわけでもなく、
(私にしてはけっこう乗ってる😅)、
にもかかわらず、そんな実感は殆ど無い…
このことから考えるに‼️
今後乗るバイクはそれなりの距離と時間を乗らないと印象に残らないバイクになるのかもしれないなと。
大先輩があの時言っていたこの言葉は、
乗れなくなる時間だけの話をしていたのではないんじゃないか？
と思い始めたんですよね…
物理的時間の話だけでなく、
精神的時間の話でもあったのかなと。
だから、
これから乗れるバイクは、
そういう事を考えて選んで乗っていった方がいいんじゃないか？
と、思うようになったんです。
儲かるようになって欲しいバイクがいくつも持てるようになれるなら、
それに越したことは無いんですが…
今後そうなるとは思えないから😰
一台一台
長く付き合っていける事
をバイク選びの選択基準に入れた方がいいなと思い始めた今日この頃…
そんな事考えて、
バイク選びしてんじゃねぇ〜よボケっ！
乗りたいバイクに乗りゃ〜いいんだよ！
って言われるかもしれないけど…
私は思う。
残された時間は、
乗ってきた物理的時間と同じぐらいだけど、
乗ってきた精神的時間はそれほど多くは無いんだろうなと…
それと、
バイクに乗るには体力が必要です。
バイクに乗りたい‼️
または、このバイクに乗りたい‼️
と思った時、
その「思った時」が本人にとって一番
「若い時」であるという事。
殆どの場合、
その「思った時」より気力、体力が上回る事は無いわけです。
10代〜30代の方は気にしないで下さい‼️
その年代の人はなんとでもなると思います。
お金以外は…
40代〜それ以上の方。
乗れるなら乗りたいバイクを！
なるべく長く乗りつづけたいのなら、
乗りたいバイク選びと同時に
自分が長く付き合えそうなバイクという選考項目を加えて見てみる事をお勧めします。
そして、大体の目安で構わないのですが、
このバイク買ったらこれぐらい乗るだろ…
次にこれ乗って…これ乗って…これ乗って…最後はコレかな…
ぐらいの大まかな計画を立てて見てはどうでしょうか？
たぶんバイクは寿命で死ぬ(事故死は考えない)
寸前まで乗る事は出来ないでしょう。
自分の寿命がくるもっと前に降りなければならなくなると思います。
そう、生きてるうちに先に
「降りる時」
はくるはずなんです。
他人からおろされてしまうか？
本人の意思によって降りることになるか？
どちらになるかわからないけど、
「バイクを降りる」
という決断をしなくてはならない時がきっとくる。
その時に後悔しないよう、
すこーしだけ、
後悔のない逆算のバイク選び
をしてみてもいいのではないかと思います。