私は60歳。

この3月で役職定年を迎える。

 

これまで一生懸命仕事をしてきたため、

来年から仕事が存分にできないは残念だ。

 

まだまだ職場に貢献できるのに、

規則だからと役職定年になるのは

とても残念だ。


 

だから、転職も含め、

検討している。

 

行動を起こさないと、

受け身では何も変わらない。

 


やりがいのあることを

見つけなければならない。

 

だから、まず、

「自分がやって楽しいこと」、

「至福と感じること」について、

洗い出すことから始めた。

 

それによって、

今後の生き方や、

やるべきことが見つかるのでは、

と考えている。

 

 自分が楽しいと思うこと、

これまで、

1「新聞」、

2「ドラム」、

3「アマゾンプライム」、

4「トレーニング」、

5「教養-情報インプット」、

6「地方旅行」について述べた。


今回は7「自家用車」だ。



私は地方に住んでいる。

大学院を修了し、就職して36年がたつ。


地方ではマイカーは不可欠だ。

仕事でもプライベートでも、

車のない生活はありえない。


そして私はドライブが好きだ。

運転が趣味でもある。


旅行も車で行くほうが楽だ。

なぜなら、時間を気にせず、

いろんなところに立ち寄ることができるし、

疲れたらいつでも休憩できる。


私は独身の時は、

ミッションの走る車に乗っていた。


結婚して子供ができると、

ワンボックスの車になり、それから

ワンボックスの車に約30年乗った。


子供が手を離れ、

子供の自転車を載せなくてもよくなり、

4年前からマツダのcx-5という車に乗っている。



マツダのcx -5を買った理由。

①ディーゼルの設定がある。

②新車で300万程度でそこまで高くない。

③ミッションの設定がある。

④車中泊ができる。

⑤2200ディーゼルターボでよく走る。



実際に高速道路での走りと安定性は、抜群だ。

また、燃費が悪くても17キロ走り、ミッションだから、信号前の惰性走行やエンジンブレーキも使いやすく、燃費向上に役立っている。ディーゼルだから燃料費が安い。


ミッションにしたことを、買ってから後悔するかと思ったが、それはなかった。



ところが、今は手放そうかと思案しているところだ。


なぜなら、免許を返納した母の軽自動車があり、これで十分だと考えるからだ。


母の車は7年前のタント。処分するべきなのだが、私の子供たちがたまに帰省した時に利用するかと考え、そのままとなっている。実際はほとんど使ってない。





また、私の車に複数で乗車することは年に数回だけで、一人で乗るのがほとんどだ。


田舎暮らしには軽自動車で十分だと思うようになった。そして役職定年だから、余計に思う。


ステイタスで車を選ぶことは、自分の性分に合わない。


私は基本的に無駄が嫌であるし、何でも断捨離したいたちだ。


だから、いっそのことcx-5を手放そうかと考えている。いくらで売れるとかは、あまり関係なく、余分にあるというか状況が気に入らない。


cx 5かタントか、どちらかを手放すという場合、走りなどは良いが、税金や保険料、オイル交換やタイヤ代などのランニングコストを考えると、タントを残したい。単に燃料代だけを考えると、cx-5のほうが安くつくが。


タントがダメになった時は、また安い軽自動車でいいと思っている。




全然関係のない話になるが、私は哲学書をよく読んできた。


多くの哲学者の中、

アリストテレスという哲学者に強くひかれている。



古代ギリシャの哲学者で、

プラトンの弟子だ。


この人は、目的論的に考えることが重要だと説いている。


目的論的に考えるとは、どういうことか。

例えば、フルート自体の本来の目的は、素晴らしい奏者によって奏でられることだ。それがフルートの目的ということだ。


フルートは物だから、人間のような感情はないが、目的論的に考えるということは、フルートの立場から考えるということだ。


私は車選びも、この考え方で選ぶべきだと考えている。


つまり、4WDジープの目的は、オフロードをガンガン踏破することであるから、オフロードなど走らない人は持つべきでない、ということになる。


また、フェラーリの目的は、200キロ以上で道路を突っ走ることだから、50キロ以上出さない人は持つべきでない、ということになる。


そのような使い方をすることか、その車の目的に合うからだ。


私のcx -5は、SUV(スポーツ用多目的車)と言われているが、そのような使い方をしない人は持つべきでない、ということになる。


私の今の状況で、通勤にだけ使用するのであれば、車の目的にそぐわないというわけだ。たまの車で行く旅行も、軽自動車で十分ではある。



だから、今後の使い方を考えて、合理的な判断をしたいと思っている。


役職定年になり給料も下がり、老後の資金も考えての判断になる。


定年退職するということは、ステイタスや見栄とも決別しなければならないのだと、この文章を作成して気づいた。