こんにちは。金本祐介です。

 

私は、江戸の幕末の時代がすごく好きで、時間があればその時代の人物の歴史書を読んでいます。

 

ブログでもお伝えしましたが、この3,4年間は、スタッフ面接以外にこれといって意識して技術的な人財育成は行っていないのです。

 

ただ、ブログを書くことで、無意識に行っているスタッフとの関わりがいくつかありましたのでお話しさせていただきます。

 

今日は、長州藩士である武士で教育者であった吉田松陰から学んだ人育てについてお話しさせていただきます。

 

 

吉田松陰は多くの優秀な弟子を育てたことで知られる『人育て』の達人でした。

 

伊藤博文、桂小五郎(木戸孝允)、久坂玄瑞、高杉晋作、は有名ですね★

 

その松陰が人育ての極意としていたのは、

 

「他人の欠点を指摘せず、長所を伸ばす!」

 

ことでした。

 

まさにその通りだとは思いますが、実際には、人の長所より欠点に目がいってしまいがちです。人の良いところを見抜いて褒めるより、欠点を指摘する方がずっと簡単なのは、

 

「人の一寸我一尺」

 

だからでしょう。人の欠点はほんのわずかでも目に付くけれど、自分の欠点は大きなものでも気が付きにくい。これが、「人の一寸我が一尺」です。

 

 世の中には他人の欠点を指摘することは意欲を発揮する人がいるようです。自分のことは棚に上げ、人の欠点をめざとく見つけては指摘する人は、

 

「親切に教えてあげているのだから感謝してね★」

 

と思っているかもしれませんが、実はその態度が最大の欠点かもしれないことに本人は気づいていないようです。

 

もし、

 

「これはどうしても言ってあげたほうがいい」

 

と思うなら、相手を否定することなく、心に届くように伝える技術が必要です。

 

しかし、人の欠点を指摘するのは簡単でも、それをうまく伝えるのはとても難しいもので、だからこそ相手の欠点を上手に伝えられる人は信頼されて一目置かれるのでしょう。

 

相手の気になる欠点が、裏を返せば自分の欠点だったという場合も少なくありません。

自分が気にしているからこそ、相手が同じことをしたら気になって仕方ないのですが、お互いの欠けている部分を否定しあっていたら、人間関係はあっという間に崩れ去ります。

 

従業員、部下、取引先、お客様。商売は色々な人間関係が交差する立体交差点のようなもの。

 

「人の一寸我が一尺」では、あっという間に事故が起こるでしょう。あなたの周囲の人たちもあなたの欠点を見逃してくれているはずです。世の中は、持ちつ持たれつ。できるだけ相手の良い所を見てお付き合いしていくことは、相手のためというより自分の器を大きくするチャンスだと捉えたいものですね。

 

いかがでしたでしょうか??

 

次回は、

 

「世代から学ぶ、最近の若者は~怒怒怒①」

 

についてお話しさせていただきます。

 

それでは今日も1日エンジョイしていきましょう★