「ご朱印ブーム極まれり第二段④」 | さらさの「粗野がーる」

さらさの「粗野がーる」

アメーバの携帯ゲーム「艶がーる」の主人公を、28歳・恋愛偏差値20の女性に置き換えた実験的小説を書いています。

あくまでフィクションなので、深く考えずに読んでください

こんにちは。

毎年、殺人的に忙しい10中旬から11月初旬を乗り越え、ほっと一息つく頃、旅心を取り戻します。

というか、休みが取れない中、この日に絶対遊びに行ってやるぅぅぅと狙いをつけます。狙いをつけているので、供連れも誘いやすい。

二ヶ月ぶりにさるちゃんを誘い、またまた京都へ行ってきました。

九月に会ったときは、珍しく寺社参りではなく、太秦映画村に行ったんですよね。で、こっちの方の寺社って行ったことないなあ・・・と思い辺り、今回は右京区へ。


いつものように京都駅で落ち合い、山陰線に乗り換えて円町駅まで。円町駅からタクシーを拾い、「教法院さんってわかります?」と尋ねてみた。

もうね、「○○まで」って言わない。「わかります?」って聞く。

今回もやっぱり、「わかりません」と言われ、幸いナビを扱える人だったので、電話番号を告げて連れて行ってもらいました。


けど、けど、けどー。

私たちが訪ねたかった「教法院」さんは、立本寺さんの塔頭寺院なため、タクシーが送り届けてくれたのは、立本寺さんの門前。

肝心の教法院さんの入り口がわからず、境内の外をぐるりと歩く。


そこで見つけた境内外墓地に、興奮。


そうそう、ここだよ。島左近のお墓があるってHPで見たもん!

島左近が誰だかわからないさるちゃんは、ポカーン( ゚o゚)。

でも一緒にお墓参りをしてくれましたw



私のブログに来る人は、幕末女子ばかりだろうから、ご紹介しておきますと、島左近は、戦国時代の武将で、石田三成の家臣です。家臣といっても、浪人(当時は牢人)していた左近を召抱えるにあたって、三成は、自身の領地の半分を与えると約束したほどの人物。


「治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり。島の左近と佐和山の城」と謳われた、一流の軍師です。

とにかくカッコイイんですよ!

新選組にはまるで興味を示さない私の夫も、「島左近のお墓参りした」とラインしたら食いついてきたしw


お墓参りはできたけど、教法院さんの入り口がわからない。ぐるぐる回ったり、あちこち覗いたり、無駄に歩き回って、すでに疲労・・・。

途中、立本寺さんに尋ねてみたり。その際ちゃっかりご朱印も頂いてしまったり。




日蓮宗のお寺だから、御主題かと思いきや、どんっと雄雄しい文字が。あれかな。日蓮宗以外のお寺の印が押してある御朱印帳だったからかも。日蓮宗のお寺は何かと厳しいものね。


混乱しきりではありましたが、何とかたどり着いた教法院さん。


「こんにちは・・・」と玄関から声をかけたところ、「ご朱印ですか?初めての方ですか?予約は?」と立て続けに。初めての参拝であること、予約はしていない旨伝えると、説明しますのでこちらへと、本堂に通され、そこからおそらくご住職の奥様による、マシンガンのごとき御朱印の説明が・・・・・・。


何種類かある御朱印の見本を提示して、「こちらとこちらは書置きのみで、こちらちこちらは直書きですが、こちらの三千円を奉納いただき・・・うんぬんかんぬん」

圧倒されて口を差し挟むことも質問することもできず、とりあえず欲しいと思ったものを指差しました。


正式名称がわからないのですが、三千円納めると、この卒塔婆的なものに自分の名前を書いていただけるのです。



そうすると頂けるのが、こちら。


もう御朱印だかなんだかよくわからないことになってますがw

でも、一目ぼれしちゃった・・・。

歌川国芳の作品に「太平記英雄伝」という連作があり、その中に島左近を題材にしたものもあって、それを下絵に、ご住職が版を起こして手ずから刷って下さったのです。スゴすぎるwww


こちらには、日本画家の濱本信博さんによる双龍図の襖絵もございまして、本日のお目当てはその襖絵と、当日開催されていた展覧会の記念ご朱印でした。

それが、こちら。



濱本先生のサイン入りw


さらにもう一枚、こちらは書置きのみ。


「元品無明」という文字を両断する刀。これは、翻って「南無妙法蓮華経」、つまり日蓮宗のお題目を指します。

凝ってるぅ。


改めて考えるとぞっとするくらい散財しましたが、考えないことにして、次w

またタクシーに乗って、今度は妙心寺さんの塔頭寺院「大雄院」さんへ。

うん、また運転手には通じなかった。ナビもなかったから、スマホのナビに表示して、それせ見せて行っていました。妙心寺ならわかるけど、塔頭寺院まで知らんがなってとこでしょうね。


こちらの御朱印所では、すでに何冊もの御朱印帳を積み重ねた僧職の方が二人、フル回転で墨書きをなさっていたので、番号札だけ頂いて、いったん昼食に出かけることに。


本当はこの日、息子も一緒に出かけるはずだったので、料亭の予約などはせずに出たとこ任せ。

中途半端な和食食べるよりは・・・と地元の人に人気の洋食屋さんへ。

 

ハンバーグセットとアイスコーヒーでお腹一杯。私も小食になったわぁ。



昼食に出たときとは違う正門側に回り、別の塔頭寺院の「長興院」さんに寄り道。


こちらもたくさんの種類の御朱印が用意されてあったのですが、既に散財してたため、ぐっと堪えて二種類だけ・・・・・・。





こちらでは、書置きの御朱印に日付と、名前を入れてくれました。

お礼を言って、お寺を後にしようとしたときです。


事件が起きました・・・。


でも、長くなったからまた次回~