貴志祐介『悪の教典』 | いつもスマイリー♪

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悪の教典 上 (文春文庫)/文藝春秋
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映画が公開されて話題ですよね。

私は基本、映像より活字から入るタイプなので

読んでみました



感想ですか?

大島ゆうこちゃんと一緒です。


具合が悪くなりました。

映像ではないのでゆうこちゃんのように

涙はでませんでしたが、読み終わってくらくらしました。


貴志祐介さん・・

人物描写とか心理背景とか、すごく上手です。

アットいう間にひきこまれていく感はありますので

一機に読めます。


だけど、ここに書かれているのは

徹底的に「悪」ってもので

それ自体に意味があったり、その後救いがあるわけではなく

徹底的に悪ってものが書かれているだけなんです。


人間が蟻をふみつぶしたり

巣にお湯をそそぎこんだり

ふっとした思いつきで人を殺していくのです


たとえば、ここに主人公の生い立ちが関係しているとか

あれば、わかるんですが、そういうのも全く関係ありません


生れながらに悪魔的な主人公なんですよね。


お嬢が映画をみたいけど16歳以下はみれないので

本を読みたいといってたけど

絶対読ませたくありません。

16歳以下というより、成人になったら読んでみてっていいたいくらい。。。


私は本っていうのは人生を豊かにしてくれるものだと思っている。

自分と全く違う世界を教えてくれるものでもある。

でも、この本が与えてくれる世界は知らなくてもいいものだし

子供には教えたくない・・と思いました。



あ、速攻ブックオフにもってきましたよん(笑)