二週間入院していた猫さんの退院を迎えに行く。
道に出るとバスが来た様な仕草で面会室に来る。
バスのほうも扉を開けると客が居た風に迎える。
バスで久米川駅前にもどって朝ごはんを食べる。
検査があって一人だけ朝食がでない。
この説明を忘れたか聞き飛ばしたか。
泣いたり怒ったりわめいたりはない。
入院中のできごとをボソボソはなす。
ノリウツギの花がさいた。
花だけでなく枝から白い。
カリフラワーのようだ。
どこかかわっているな。
同じ猫派だがわたしはテレビドラマが嫌いだ。
毎日泣いたり怒ったりわめいたりは不自然だ。
とても見ていられない。
逆に猫さんは大好きだ。
あれは芝居だよ。芝居の場面と芸だよ。
ボクシングの世界があり芝居の世界がある。
日常社会を再現しているんじゃないんだよ。