　「夏の季節に食べる氷って、なーんだ？」

　答えは「かき（夏季）氷」。夏の季節は「夏季」と言いますからね。そんなの当たり前過ぎて普通じゃんと思われたかもしれません。

　現代では冷凍庫があるので、夏に氷が食べられるのが当然過ぎて、ありがたみを忘れてしまっていないでしょうか。

　江戸時代以前には、冬場に山の上に穴を掘って雪を詰め込み、夏になっても溶けない氷の塊を作ったりしていました。これを氷室（ひむろ）と言います。そういえば、漫画家にも氷室冴子さんていましたね。

　このようにして作り置きしておいた氷塊を、はるばる遠くまで持ち運び、食べることができるのは、ごく一部のお偉いさんのみ。夏季に氷を食べられることは決して当たり前ではなかったのです。

　雨風を凌ぐ家があり、日々食べる物がある。水道の蛇口をひねれば飲料水が出て、暑い日でもクーラーをつければ快適に過ごせる……。当たり前と思っていることに感謝すること、見えないところで苦労している人々の存在に想いを馳せるーー「感謝する生活」は宗教の第一歩かもしれません。

好きなかき氷の味は？

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夏の季節に食べるものは？ーー今日はかき氷の日