秘書というより販売員でした。 | 金子光希オフィシャルブログ「そらとぶおにいちゃん」Powered by Ameba

秘書というより販売員でした。

皆さんこんにちは。
先日のサイン会の模様をどうぞ。



事の発端は呑んでる席での一声だった。

「金ゴン。ちと手伝ってくれや!」

「はい!喜んで!」

何を頼まれるのか分からないのに、即答するこいつは何処かの居酒屋で注文を受けた店員だろうか。そんな奴とは何を隠そう俺である。
こんな時、つもり的出来る男、寮長はイエスマン精神を忘れない。

兄貴こと、藤田さんの一声だったのでいつもの駄々っ子プレイは自重したが、返事をした瞬間、一抹の不安が脳裏を過った。


話の流れは、サイン会のお手伝い。
過去参加した佐久間は女装。
聞く話では、津村は水着着用。
俺は一体…

金ゴンだけに、五円玉が好きなアイツか!?
ウルトラの星から来た誰かさんに倒されちゃうかもなのか!?
危うく、「僕、必殺技とか出来ませんけどよろしいでしょうか。」なんて聞きたくなってしまった。


「お前とマサオはスーツでいい。」


どうやらただの杞憂だったようだ。ちょっと残念にも思えたのは、気のせいだと信じたい。


そんなこんなで当日を迎え、普段着慣れないスーツに身を包んだ訳だが、以前俺は、まもさんに「売れないホストみてーだ…」とダメ出しを食らったことがある。

今回のこのフレッシュマン仕様で、売れないホストから名誉挽回してやろうと、開始直前のステージで一人闘志を燃やしていた。


藤田さんの挨拶に続き、いよいよマイクが俺の元へと回ってきた。

よし…
時代に逆行した俺の高燃費トークが火を噴くぜ!

「どうも寮長こと金子光希です。」

よし滑り出しは順調だ。既に好感度マックスに違いない。

「僕からはこちら!僕のサイン入りゴーグル二枚と…」

ふっふっふ。
見よ!まるで主役のようだ。
来場の皆さんの心拍数が上がるのが、手に取るようにわかる。だが、実はそんな自分が一番ドキドキしていた。

「武士沢さんのサイン入りゴーグルです!」

あれ…?
なんかおかしいな。
何故か、意気揚々な俺に対し、気持ち周囲は静寂が漂う感じが否めない。よし、ここは一気に畳み掛けるしかないだろう。


「何と今回は、更に甲子園球児ならぬ競争馬が切磋琢磨する馬場の砂をもれなくお付けしまして、イチキュッパっ!!よろしくお願いします。」



おめでとう…俺。



ダメ秘書・寮長のおかげでものの見事にその場は避暑地と化しました。



今まで藤田さんならびに、その場を盛り上げてくれたマサオにとぅむら。
今まで短い間でしたが、本当にありがとうございました。

そして失笑して下さったご来店の皆さま。
皆さんのおかげで、これから更に販売員として頑張っていける気がしてきました。ありがとうございました。

目指すはジャパネット。
はい。野望のままで終わって欲しいと心から思います。





一体俺は何がしたかったのか未だに謎です。