地球はやっぱり痛かった。 | 金子光希オフィシャルブログ「そらとぶおにいちゃん」Powered by Ameba

地球はやっぱり痛かった。

皆さん、こんにちは。
一年数週間ぶりに競馬で「そらとぶおにいちゃん」が落下しました。寮長です。

競馬後こちらを見た際、勝った時に負けず劣らずコメントが凄いことになっていたのには、ビックリでした。

この場を借りまして、ご心配をお掛けしたファンの皆様、先輩・後輩騎手仲間、馬主さんや関係者の皆様、馬券を買ってくださっていた皆様、頑張って走っていたペネトレーター号に謝ります。

本当にごめんなさい。

たとえ馬のミスにより事故があったとしても、己の失敗で落馬するのは自分としては許しがたい。

それは、一つのミスにより一瞬で全てを失う世界だから。

今回の落馬を糧に、自分を戒め、また一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

さて今回、3コーナーのバンケットを登り、その後待ち構えている障害で落馬したのですが、
確かにあの障害での落馬が一番多いかもしれません。

個人的な解釈で考察させていただくと、あの障害はバンケットを降って登った後にあるということがまず一つ。

人もそうだと思いますが、登りよりは降りのほうが気を遣うかと思います。

ましてや重い頭が一番前についている馬という動物。

気を使いながら降りきった後、今度は一生懸命に首を使いながら坂を登る訳です。

馬のバランスなどもあるので一概には言い切れませんが、特に重心を前に伸ばしながら(首を伸ばし、頭が低くなる馬)走るタイプの馬は、登りきった際、前方へと伸びきってしまうことが多い。

この状態で障害を飛越すると、着地の際、支えきれずに転ぶことがあります。

中山競馬場のコース(大障害コースを除く)には、二つバンケットがありますが、一つ目の坂はコーナーを曲がりながら登り、また登りきった後に待ち構える障害は「竹柵」と呼ばれる障害。

二つ目の坂の後にある「生け垣」とは違う障害ですので、この辺も理由の一つかもしれません。
(竹柵=ホウキを逆さにしたような障害で、高さはあっても幅は無い。)
(生け垣=高さ・幅ともに多種多様だが、竹柵と比べると幅がある。また、竹柵とは違い、踏み切りと呼ばれる棒が障害前に置いてある。これは、馬が飛越の体勢に入りやすいよう目安としてあるものです。)

そしてもう一つの理由が3コーナーの後にあるということ。

俗に競馬で「勝負所」と呼ばれる、3・4コーナー。

そこで遅れをとってしまっては、競馬に勝つことが出来なくなる恐れがあります。

その際、リスクを背負い勝負にでるか、安全策をとるか・・・
騎手の判断と駆け引き、そして競馬を知っている馬ほど自分から勝負にでる馬もいる。

また、長い距離を重い斤量を背負い走ってきた馬の中には、飛越する力・スタミナが無くなってしまう馬もいます。

それらの理由から考えるに、中山だけとは言い切れませんが、3コーナーの後にある障害では事故が多く感じられるのだと思います。


長くなってしまい申し訳ありませんでした。

よし。
頑張れ俺。