だって男の子なんだもん | 金子光希オフィシャルブログ「そらとぶおにいちゃん」Powered by Ameba

だって男の子なんだもん

皆さんこんばんは。
ブログの長さは気分次第。寮長です。


ご無沙汰してすみません。


昔は触れた、昆虫達。
皆さん、現在は触れます??

先日、キモかわいい後輩・たいち(小島太一騎手)の車に乗ってた時のお話です。

「きめぇー!!」

この先輩、人の車に乗りながらなんてこと言うんだ・・・

笑いながら、たいちを「きめぇきめぇ」連呼していると、いかにも彼は不機嫌そうな顔をしている。

『この曲の良さをわからんとは・・・先輩まだまだっすね』

まだまだって、一体俺はどこを目指しているのだろうか。

ちょっとマニアックな選曲を耳にしながら、高速を走り抜け、降りるために料金所のおじさんと対面したときだ。

料金を払い終え、窓を閉めようとしたその時だった。

得体の知れない「何か」が車の中に飛び込くる。

『ちょっ!先輩これっ!!』

たいちが指差すその方向、ハンドルに目を向けると、一匹のカマキリがちょこんと乗っかっていた。

しかも車はゆっくりと走りだしている。

『こ、こわいんですけど!!』

ハタチを過ぎた、大の大人が何を言う。

「とりあえず、路肩に止めて!!」

恐れおののき、ハンドルを離そうとしている後輩を落ち着かせ、なんとか路肩に止まる。

顔を引きつらせるとともに、身体まで仰け反っている後輩のために、ここは先輩の意地を見せねばなるまい。

そ~っと、手を伸ばすと、危険を感じたカマキリ君は臨戦態勢をとった。

このカマキリ、ただ者じゃない・・・
きっと中国拳法かなんかの使い手だ。

「えーん、こわいよう」

大の大人が何を言う。
って俺か。

これでは意地どころか、人間としての立ち位置にかかわる。

意を決して手を伸ばし、カマキリの後ろをもう片方の手で煽ると、こちらの思惑通りにカマキリ君は伸ばした手に乗ってきた。

ふふん。人間様の知恵には敵うまい!

調子に乗った僕がバカでした。

意表を付いたつもりが、意表を付かれた瞬間でした。

サッと手に乗ったカマキリ君。

僕の腕の上を猛ダッシュし、前傾し腕を伸ばしていた為、ガラ空きになってる背後に渾身のダイブ。

「きゃー!ちょ、たいち!!助けて!!!」

『お願いだから先輩、潰さないでください!!』

「俺だって潰したくないし!!今どこにいるのよ!!」

時は既に、夕飯時。
肉眼では、暗い車内をはっきり見ることが出来ない。

暗い車内に広がる、阿鼻叫喚。
黄色い声ならぬ、キモい声。

室内灯をつけ、無事にカマキリを外に追い出すことが出来たものの、自分がこんなに乙女チックだとは思いませんでした。

きんもちわり~俺・・・w