コイバナ | 金子光希オフィシャルブログ「そらとぶおにいちゃん」Powered by Ameba

コイバナ

恋。

それは、時に人を盲目にさせるもの。

時に人に勇気と希望を与え、輝かせるもの。

だがしかし、溺れるがあまり、視野を狭くし、また苦しみを伴うこともあるもの。

そして、成長させるもの・・・

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あの頃は満ち足りていたかのようにも思う。

顔を合わせる度、また離れているときでさえ、傍らにいる感覚と温もりを感じていたあの頃。

きっと、心が通じ合っていたと信じていた。

それは、水を得た魚の様に・・・

また、空を泳ぐ雲の様に・・・

すべてが輝き、二人の世界は何者にも邪魔の出来ないものだと信じていた。

その力は意欲という力を与え、実績という結果に結びつき、正に良循環を自分にもたらしていた。

そんな日々を過ごす過程で、ふとした瞬間に歯車は狂いだす。

些細なことだった。

本当に些細で、下らない出来事。

そこから二人は反比例ともいうかのような、湾曲した弧を描き、すれ違いという名の下で距離が開く。

何がいけなかったのか・・・

どうすれば分かり合えるのだろうか・・・

良い循環を生んでいたそれは、一瞬にして負の連鎖へと繋がる。

自分は身を呈して、相手の為に考えた。

どうすれば以前のように、愛されるのか・・・

どうすれば、どうすれば、どうすれば・・・

水を得た魚が陸に上がると、こういう状態になるのだろうか。

一つ一つの呼吸が苦しく、自分を再悩ます。

そこから生まれた悪循環の苦しさのあまり、相手に任せることにした。

それは、まな板の上のコイとも言うべき状況だった。

「あなたの好きにして・・・」

何処となく、自分では分かっていたのかもしれない。

あなたに、気になる相手が出来たことを・・・

あれから、どれだけの月日が過ぎたことだろう。

自分だけ向けられなくなった、その好意を蔑ろにしつつも、今を生きている。

人には生き方が千差万別あり、思いも感じ方も多種多様だ。

でも自分は、この狭い檻の中でしか生きられない。

その中で順応しているに過ぎないのだ。

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コイの気持ちを考えてみました。

コメントで頂いていたコイの話。



「鯉話」

錦恋


あれ?何か違いました??


意味不明な解釈を純文学調でお送りさせていただきました。