面接しました。 | 金子光希オフィシャルブログ「そらとぶおにいちゃん」Powered by Ameba

面接しました。

皆さん、こんにちは。
間違え名人。寮長です。

先日書いた日記のなかで、正反対の意味で書いてしまったところがありまして、ササッと訂正させていただきました。
(Special Thanks・Tさん)

現在、33名が生活している僕たちの寮。

時代の流れなのでしょうか、寮の管理人さんを決めるのに今年から入札制なるものが採用されたのですが、その面接官として僕も招集されました。

僕自身は、騎手免許を更新する時などに、面接試験もあるため、面接を受けることがあっても、面接を行う立場にはなったことがありません。

ま、モノは試し。なんとかなるだろうと行ってきました。

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朝の調教を終え、いつもなら寮で朝兼昼ごはんの時間になるが、今日はそのまま事務所へと向かった。

なんてったって、今日は面接官デビューの日。

自分にそんな大役が担えるのか一抹の不安はあるものの、思ったよりも落ち着いていた。

着替える時間も無かった為、調教したあとの服にファブリーズをまき散らす。

うむ。なかなか爽やかな「かほり」だ。

車外へと踏み出し、柔らかい日差しとファブリーズの残り香に包まれた俺はなんというかこう・・・・

み・な・ぎ・っ・て・き・た。

自分でもよく分からないが、俄然やる気がでてきたのだ。

よし。

今から、面接のリハーサルといこう!

歩きながら、セリフを妄想することにした。

流れはこうだ。

「こんにちは。はじめまして。寮長の金子です。では、面接を始めさせて頂きたいと思います。」

うん。我ながら、まぁまぁの滑りだしだな。

「では、まず・・・・」

「趣味はなんですか?」

やはり、名前を聞いたあとはこれだろう。
中学校の英語の授業で習った覚えがある。


仲良く生活するにはそんな、同じ趣があってもいいと思う。

では、次。

「十八番の料理はなんですか?」

これは大事だ。どうせなら美味しい手料理が食べたい。

個人的には好き嫌いはないほうだ。
だが、その隠し味として、なにかのエッセンスが欲しい。

新妻の愛情のこもった料理・・・
懐かしのお袋の味・・・

どっちも捨てがたい。

さて、次。

「子供は何人欲しいですか?」

お子さんのいない方限定の質問だが、やはり俺としてはチビっ子にからまれたい。

勘違いされそうなので断っておきたいのだが、子ども好きというよりはネタが好きなだけだ。

ここは念を入れて言っておきたい。

どうしても子どもの笑顔をみていると、ニヤケてしまう気がするが、それは多分気のせいだ。

はい、次。

「どんな家庭、寮生活にしていきたいと思いますか?」

どうせなら、明るく楽しい生活を営みたいではないか。

これ重要。

「では、最後に。仲良く生活するには、何が大切だと思いますか?」

楽しいこと、嬉しいことだけで日々を過ごしたいものだが、人生はそう上手く行くものではない。

ときには苦言や、叱咤も必要だろう。

そして助け合い、支えあうのが人間の美徳なのではないか。

よし、こんなところだ。


妄想を終え、いざ面接を開始したのだが、会場に来たのは現在の寮監さん夫妻と管理会社の方だけ。

どうやら、今年は入札をするライバル会社がいなかったらしい。


そして残念なことに、僕の妄想が大活躍することもなく終わってしまったので、終了後5段階でつける点数評価についてだけでも聞いてみた。

「来年から、○・×・△じゃダメですか?」

『ダメです!!!』

やっぱり、俺は何かが間違っている気がしてきました。
俺、どんまい。