中学生と小学生の子どもがいる。
夫と私を含めて、家族は4人。
家族4人で出かけることは、あまりない。
長男の高校受験でピリピリしている中、
夫が「家族で出かけよう」と言ってきた。
正直「なんで今!? 」と思った。
「勉強しろって言ってるのに、遊びに行くの?」
と思わず言いそうになったが、
長男の成績や状況を考えると
空気がさらに重くなりそうで口をつぐんだ。
行き先は「学び」をテーマにした場所だった。
勉強へのきっかけになればと
夫なりに考えたのかもしれない。
けれど長男も私と同じ反応だった。
しかもそういった場所に長男は興味を示さない。
加えて今、夫との関係はかなり拗れている。
「絶対、行かない!!」
長男はきっぱりと拒否した。
私だって同じ立場なら断っていただろう。
気持ちはよくわかる。
でも夫は、断れば必ず相手の弱い部分を突き
力で押さえ込もうとする。
これまで何度も
そのやり方は違うと伝えてきたけれど、
結局、私が子どもを説得する役になる。
長男を説得していると、下の子がこう言った。
「お父さんはこだわりが強いから行くしかないよ」
夫と私、そして長男には
それぞれに譲れない「こだわり」がある。
それは時に人を疲れさせるし
手放せたらもっと楽に生きられると思う。
----------------------------------------------
今回、長男は渋々ながらも参加した。
けれど終始、空気は重いままだった。
家族4人それぞれが不満を抱えたまま、
ただ疲れ果てて1日が終わった。
振り返ってみても
家族4人での外出が穏やかに終わったことは
一度もない。
----------------------------------------------
発達障害に関する記事の中で
こんなコメントがあった。
「周りの人が振り回されて、
心を病んでしまうこともある」
本人の生きにくさに目が向くのは当然かもしれない。
でも周囲にいる人間もまた、何度も限界に近づく。
繰り返される衝突、思いが伝わらないもどかしさ。
そのたびに、心が削れていく。
----------------------------------------------
発達障害があろうとなかろうと
人にはいろんな面がある。
どんなに長男に振り回されても、
長男の良い面はいつも頭の片隅にあって
幸せを願わずにはいられない。
でもそれは私が親だからこそ持てる感情であって、
他人にはなかなか理解されないものだということも
痛感している。
今はまだ子どもだから、学校の先生の支えや
親が頭を下げることで何とかなる。
でも義務教育が終わり、
これから大人になっていく中で
そうはいかなくなる場面も増えていくだろう。
----------------------------------------------
私が子どもだった頃、母はよく褒めてくれた。
「もっと客観的に見た方がいいよ」と返しても、
変わらず褒め続けてくれた。
正直、親バカだと思っていた。
けれど、あれはネガティブ思考に偏っていた私が
どうすればポジティブになれるかを
真剣に考えてくれていたのだと思う。
ポジティブになれたわけではないけれど
「母だけは私の味方でいてくれる」
その思いが心の支えになっていた気がする。
私も子どもたちにとって、そういう存在でありたい。
ただ、今回の高校受験については迷いがある。
夫の「高校に行きたいなら勉強すべき」
という考えにも、一理あると感じてしまう。
子どもの生きづらさに寄り添いたいけれど、
現実として社会は厳しい。
受験という場面で
今の長男の言動をどこまで許していいのか。
果たしてそれが、本当に本人のためになるのか。
答えにたどり着いたつもりでも
気づけばまた迷っている。
そんな自分に、どうしようもなく疲れます![]()
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



