「緊急事態」にかこつけた面会妨害を許さないぞ | 金川さんと共にあゆむ会のブログ

金川さんと共にあゆむ会のブログ

無実の死刑囚・金川一さんを取り戻そう!
kanekawa0707@gmail.com

 毎月一回おこなっている金川さんとの面会を、今月も明日4月9日に予定していました。

 その面会のために差し入れ品などを準備している中、テレビから「緊急事態宣言」が流れてきました。首相・安倍によれば「人と人との接触の7割から8割削減を目指し不要不急の外出自粛」とのことで、福岡もその対象に入っています。

 「福岡拘置所が面会業務を停止する可能性もあるのでは?」…と、さすがに不安になりはじめ、さっそく今日問い合わせてみたところ、案の定、まさに今日から面会できなくなったとのこと。また、差し入れについても今日まではおこなうものの、明日以降許可するか否かは現在検討中でわからないとのことでした。

 死刑囚にとって面会は「不要不急」どころか数少ない交通手段のひとつで、まさに死活的な問題です。第一、面会はアクリル板越しで、おまけにここ数日は声を通す穴までふさがれ会話も困難な状態なのに…。

 

 そもそも「緊急事態宣言」そのものにも疑問があります。

 この間のニュースを見ても明らなことですが、安倍は感染症対策より、「緊急事態宣言」に便乗した改憲策動にしか興味を持っていません。感染が拡大した当初は東京五輪をなんとしても開催したいがために検査も怠るなど感染被害隠しに力を注ぐ一方で、排外主義を煽ることで不安や疑問を逸らすようなことばかり。その結果が今の惨状に繋がったとしか思えません。その後も人民に「自粛」ばかり求めながら生活補助はなく、その反面経済界は手厚く保護。やっと支援策が始まったかと思いきや、「一家に布マスク2枚」だの「和牛商品券」だの「旅行補助」だのと耳を疑うようなことばかり。

 話が脱線してしまいましたが、そんな政府にとって囚人の交通権などどうでもいいことなのでしょう。まさに「緊急事態宣言に便乗」する形で検討することもなく決めたに違いありません。

 ふざけんな! 面会させろ!

 

カガミダイ(2020年)